プロ野球は6月19日の開幕を目指し、
練習試合が行われ、一部、テレビなどでも見られるようになりました。
無観客ですが、無観客は無観客の問題があるらしく、
たとえば、観客の声がないので、
「キャッチャー、インコースに寄りました」
なんていう実況席の声が打者に聞こえてしまうこともあるようです。
気になったのはバックネット裏のカメラさんで、
マスクをされていたんですね。
周りには誰一人いない。
気温も上がっていることですし、
マスクは要らないんじゃないかと思います。
「民度の違い」なんていう言葉が話題になりましたけれど、
様々な自粛、マスク着用の徹底などは
民度以前に、多分に日本ならではの同調圧力が関係していて、
周りに誰もいなくても、
バックネット裏のカメラさんがマスクを着けているのは、
それが放送に映るからかもしれません。
今の時代、すぐにクレームが来てしまいますので。
これからはマスクを着けるべき状況、
着けなくてもいい状況を考える必要があるかと思います。
はっきり言って、新型コロナウイルスの感染よりも、
熱中症のほうが恐ろしいですから。
新型コロナウイルスでは突如生命の危機になることはありませんが、
熱中症は数時間もあれば亡くなる可能性があります。
ジョギングなどは、マスクをせずに走れる場所、時間帯を選ぶべきで、
もしも、それが無理なら、
走らないという選択もあるのではないでしょうか。
マスクとフェイスシールドの装着が求められた小学校があるとかで
それはやり過ぎだろうと議論になりましたが、
マスクも要らないといえば要らないんですよね。
子どもたちが感染しても、重症化リスクは低いです。
同様に、高校野球でもプロ野球の選手たちも、
重症化リスクが低い年代です。
ただ、難しいのは子どもたちが感染し、
それが高リスクの高齢者などを感染させてしまう可能性があることです。
野球選手も同様で、まだ正解がない中、
監督などはマスクをすべきなのでしょうか?
難しいところです。
阪神タイガースには、岩田稔投手がいます。
彼は1型糖尿病患者であることを公表していて、
現時点では、1型糖尿病患者も感染が高リスクになると考えられています。
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークのチャンネルの
先月17日のメッセージです。
糖尿病患者のほとんどは2型糖尿病で、
これには生活習慣が大きく関わっているため、
生活習慣病のひとつとされています。
一方、1型は小児期を含めた若年層に発症することが多く、
こちらは主に自己免疫によっておこる病気です。
阪神の場合、彼自身、感染予防に努めておられるかと思いますが、
チームとして感染させない努力が必要となるのでしょう。
熱中症の話に戻しますと、
熱中症の症状のうち、倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱、味覚障害などが
新型コロナウイルス感染症の症状に似ているとされています。
医療現場の混乱が予想されます。
熱中症は個人の、組織の配慮で防げます。
マスクをしていると、口腔内が潤いやすいため、
喉の渇きを自覚しづらくなります。
喉が渇いたら水分補給するのではなく、
時間を決めて、喉が渇く前に水分補給する必要があります。
毎年、注意喚起されていることではありますが、
今年は、より一層の心がけが必要でしょう。
医療資源の有効活用のためにも、
屋外、屋内問わず、各自の熱中症予防が欠かせません。