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瀕死の芸能界と観光業界 政府は「どうしたいのか」-新型コロナウイルス-

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まずは無関係なこんな動画から。

 

モーニング娘。'20の小田さくらさんによるMISIAさんの「逢いたくていま」。

緊急事態宣言中にも放送された「JIN -仁-」の1期の主題歌ですね。
Hello! Projectにはボーカリストととして通用しそうなメンバーが何人かいますが、
これぐらいのレベルになると、歌唱力がある、
歌が上手いなどという言葉が失礼に思える程です。
まだ伸びそうなのも、末恐ろしいです。

 

こちらも素晴らしいので、ぜひお聞きください。

Juice=Juiceの高木紗友希さんです。

 

さて、これらの動画は違うのですが、
4日、Hello! Projectでは「ソロフェス」が行われました。
これは各メンバーがソロとしてパフォーマンスを披露するというもので、
もちろん、新型コロナウイルスの影響により、
グループでのパフォーマンスができないためのイベントで、
無観客にて収録、CSテレ朝チャンネル1、スカパー!オンデマンドにて、
5時間にわたって放送されました。

ハローでは、ソロパフォーマンスによる通称「ハロコン」も開始され、
何とか、工夫して興行を続けていこうという姿勢を見せています。
収益になるのか甚だ疑問ですが、
メンバーのためにも続けていかねばならないという姿勢が素晴らしいです。

先日、演劇の舞台でクラスターが発生したのではないかと疑われる事例がありました。
現時点で最新の報道では、

物販で感染拡大か…劇場側の要請無視、ガイドライン従わず 新宿舞台クラスター
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/07/16/kiji/20200716s00041000172000c.html

劇場の要請を無視し、主催者側が会場内での握手や物品販売をしたとなっています。
歌舞伎俳優の尾上松緑さんは物販や握手が行われたことを
人脈から既にご存知のようであり12日のブログで、

感染者が出てしまった事、感染してしまった事に腹を立てているのではない。それは現状、いつでも何処でも誰にでも起こり得る事だから

と断った上で、

僕が苛つくのは、日本国内で初めて舞台での新型コロナウイルス集団感染が発生した公演主催者が“体調不良の出演者が居るのを知っていながら上演を強行した”しかも、何の手も打たずに最終日まで全行程、そして“罹患している可能性が有り、それを分かっていたのに出演し続けている者が居た”という事実だ

とし、「ふざけやがって」「万死に値する」
「慎め、餓鬼 舞台を舐めるなよ」と強い言葉で批判しています。
酔った勢いでお書きになったとのことですが、
仕方ないかと思います。
本当にこういった興行に関わる方々が、
これまでどういう思いで耐えてこられて、
苦境を訴えれば西田敏行さんのように批判され、
そして、ようやくおっかなびっくりででも始めようという時に、
こういうことが起きると、また逆戻りしてしまうことになります。

尾上松緑、藤間勘右衞門の日記
http://blog.shouroku-4th.com/?eid=951

また、片岡孝太郎さんは14日のブログで

自粛生活 - 片岡孝太郎オフィシャルブログ「片岡孝太郎の 話すことあり 聞くことあり」
https://ameblo.jp/takataro-kataoka/entry-12610754990.html

見かけた「Uber eatsの人」が
「主要な歌舞伎関係者のひとり」だったことに
衝撃を受けています。
孝太郎さん自身も、Uberにドライバー登録はされているとのことですが…
当代片岡孝太郎さんにしてもこういうことを仰る。
戯れ言だと思いたいですが、新宿の舞台で起きたとされるクラスター、
いろいろと考えさせられます。

この舞台の件で主催者のライズコミュニケーションはこのように説明しています。

一部報道では「体調不良の出演者がいながら上演を強行した疑い」とございます。当社としては、公益社団法人全国公立文化施設協会等の定めるガイドラインに即し、出演者に対し、稽古及び舞台中に37.5度以上の熱が出たり、体調不良を覚えたりした場合には、直ちに制作スタッフに申告していただくようお願いしておりました。7月4日に1名の方から申告をいただきましたが、抗体検査の実施の結果、陰性であったことと、検温の結果がガイドラインの規定の範囲内であったことから、ご本人とご相談の上、ご出演となりました。7月5日にも1名の方から、検温の結果が平熱より高い旨の申告をいただきましたが、出演者の方と出演者が所属する事務所の方々から、持病に起因する可能性が高いとの医師の診断があった旨のご説明を受けたことと、検温の結果がガイドラインの規定の範囲内であったことから、ご相談の上、ご出演となりました。
http://risecom.jp/news/index.php?detail=59

気になる点が多数ある説明です。
「抗体検査の実施の結果、陰性」という部分。
抗体検査は感染したことがあるかどうかを調べるもので、
陽性ならこれまでに感染したことがある、

陰性なら感染したことがないことを示します。
もちろん、そんなに精度があるとも思えませんが、
抗体検査が陰性だから出演という判断がよくわかりません。
PCR検査の間違いである可能性もありますが、
インチキ臭い業者が検査を売り込んだ可能性もあります。
PCR検査だとすれば
「体調がよくないんですけど…」
『検査は陰性だったろ。出ろ』
のような会話が想像されます。

偽陰性の可能性が理解されないまま、
出演したというケースかもしれません。
検査する意味、結果の意味を理解しないまま、
検査数を増やすことの危険性のひとつがこれです。

それと、

37.5度以上の熱が出たり、体調不良を覚えたりした場合

に、申告せよというガイドラインですが、
あくまでも並列の条件であって、

37.5度以上でなければ、体調不良であっても出演させてもよい

ではありませんから。
平熱も人や時間帯によって違っていますし、
体温はあくまでも判断基準のひとつに過ぎないのです。
おそらく、代役を立てるのは難しいでしょう。
公演を中止にしたくないという気持ちもわかります。
ただ、松緑さんが仰るように

全舞台業界のプロフェッショナル達が血を吐き、涙を流しながら、臍を噛む思いで此処まで我慢して、踏ん張って、踏み留まって来た

んですよ。少なくとも、

観に来て下さる大切なお客さんを危険に晒す様な真似

をしたことの責任は免れません。


さて、現在、政府が推し進める観光支援事業「Go Toトラベル」が批判されています。
各首長らも意見を述べており、このまま実施されるのか、
明日、赤羽国土交通相が会見でそのあたりを語るものと思われます。

芸能界も瀕死なら、観光業界も瀕死です。
その意義は大いにあるでしょう。
ただ、それで感染を広げないか、
そこが問題です。

繰り返しますが、政府が「どうしたいのか」が見えないことが問題です。
どの程度の感染者数なら問題ないと考えているのか、
経済とのバランスをお決まりのお題目だけでなく、
具体的に示してほしいと思います。
以前、東京都もわからないとお書きしましたが、
もう完全に政府マターでしょう。
私は一概に「Go Toトラベル」がよくないとは思いません。
観光業の人の命が関わる問題ですので、
軽々に署名活動にも賛同できません。
ただ、ただ単に旅行者や観光業の人に
「感染予防対策を」と呼びかけ続けているだけでは、
実効性もないでしょうし、説得力も得られないかと思います。

 

現在、妊産婦にマスクの着用を求めるケースが産婦人科が増えています。

分娩室においても、マスク着用です。

モニターされているので、酸素不足になることはありませんが、

産科がこういう判断をしているという点は知っておくべきかと思います。

 

最後に、阪大核物理センター長の中野貴志教授の「K値」ですが、

もう放棄しても構いません。

以前、放棄でよいかもとしましたが、

あれから1週間ほどが過ぎても、実態と合いません。

やはり、砲弾の弾道計算のような物理計算で、

感染症の感染拡大の実態を把握、予測するの無理です。

 

個人としては、結局、これまでどおりの予防に努めるしかありません。

店舗入口に手指消毒用のアルコールが置いてあることがありますが、

なぜ、素通りする人が多いのでしょう。

「自分はマスクをしているから文句を言われない」

そんな人が多いのでしょうか?

マスクは感染拡大防止策のひとつ。

後ろ指指されないためにするものではありません。

マスクをしていればいいというものではありません。

 

 


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