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自治体の求めるもの -フレイル(虚弱)予防と感染症予防の両立を-

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なんでも、約4万円の実費でPCR検査をしているクリニックが
ぼろ儲けをしているとかで、
通常、自治体などが行っているPCR検査は
1件2万円弱~2.5万円のコストですから、
そりゃあ、儲かりますわね。

こちらは産婦人科医の室月淳先生のtweet。
https://twitter.com/junmurot/status/1289499373492006912

4万円程度でPCRを自由にするクリニックが大儲けとのこと。まあやったら確実に儲かるでしょう。医者や感染症の専門家が検査の大幅拡大に反対する理由を、みんなもう少しまじめに考えたほうがいい。医者はその気になればボロ儲けできるのに、そうしないで反対しているのは職業的良心からにほかありません

社会の不安を煽りたてれば、いくらでもひとびとを検査に誘導できる。よくも悪くも医者にはそれだけの力がありそうです。そこに利潤追求な動機がからむとたいへんなことになります。新型コロナでも、出生前診断でも、原発事故後の甲状腺調査でも、そこにはまったくおなじ構造が存在します。

問題なのは、ここで陽性と判定された人を
どうするかという点をクリニックではフォローできないというところ。
結局、自治体やほかの医療機関に丸投げ。
「偽りの安心」と「一時の安心」を現金に換えて
気楽なものです。

それに、検査キットの在庫を抱えているところもありますし、
有象無象の欲望が渦巻いております。
日々、陰謀論に敏感な方々は、
こういう話には鈍感なんですな。

少なくとも1件2万円弱かかるPCR検査ですが、
世田谷区では大量のPCR検査を実施するとして
「誰でも いつでも 何度でも」を謳っております。

世田谷区は都内最大の人口で約94万人。
だいたい和歌山県と同じ規模の人口です。
94万人が1回ずつ検査を受けた場合、
1回2万円としてその予算に188億円が必要となります。
複数回希望する人がいるでしょうから、
どれぐらいの費用が必要でしょうか。
それで得られるのが「偽りの安心」と「一時の安心」です。

保坂区長のTwitterを見ていますと、
「誰でも いつでも 何度でも」とぶち上げたものの、
具体的には何も考えていないようで、
仮に希望者全員に実施するにしても、
そこで出た陽性者はどうするのか。
区内だけで何とかできるはずはなく、
ほかの自治体に迷惑をかけることになるでしょう。
陽性の場合、基本入院が必要となり、
自宅療養でも、医療機関のコストはゼロにはなりません。


今後、新型コロナウイルスに関しては、
ワクチンがどうなるか不明です。
一般的にワクチン開発は5~10年のように
長い期間が必要です。
現在、世界中、突貫態勢で行っておりますが、
本当にできるかどうかはわからず、
仮に免疫をつけられるワクチンができたとしても、
その免疫が有効なのは接種からどれぐらいの期間なのか。
もしかすると、3か月しかもたない免疫だとすると、
その価値は限定的となるでしょう。
今後も、数年、あるいはそれ以上の長期にわたり、
このウイルスと付き合うことになります。
世田谷区のように無駄なことをする余裕はないかと思います。
その中で、経済とどう両立していくか、
自治体の長が考えるべきことは、
有害無益な検査ではないはずです。


わが寝屋川市は今の市長になって、
ポジティブなニュースが全国で報じられるケースが増えています。
私はもう1人の候補に投票したのですが、
今のところ、広瀬慶輔市長は評価しています。

寝屋川市役所が「窓口業務」を午後8時まで延長へ…便利だけど働き方改革に逆行しないか聞いた
https://www.fnn.jp/articles/-/24640

市では完全フレックスタイム制も導入されていて、
かなりほかの自治体では見られない独自の働き方改革を行っている模様です。

新型コロナウイルス関連では、
全国民に対する10万円の給付金も、
全国での給付率がまだ1%にもなっていない段階で、
私の口座に振り込まれました。
近隣でも全国とは比べものにならない早さでした。
ただ、相当急いで行ったためか、
二重給付などのミスが出ていて、返還依頼総額は2億円あまりだそうです。

そのほか、感染者が出た場合の休校のあと、
再開された場合の学校について、
選択登校制を実施。
インターネット授業動画の視聴や学校から配布の学習課題とともに、
個々の学習の進度に遅れが出ないようしているそうです。
それと、自宅療養者などに対し、
独自の配食サービスや買い物代行が行われています。
買い物支援で同様のことは東京・足立区でも行われていますね。

こういうことは各自治体、工夫していく必要があるかと思います。
私が思うに、今後、高齢者のフレイルの問題が出てくるでしょう。
フレイルは加齢に伴う身体機能の衰えのことで、
筋力のほか、認知機能の低下も含みます。

緊急事態宣言では、高齢者は特に高リスクですので、
外出が控えられていたかと思います。
今後も不要不急の外出の自粛が求められることもあり得るでしょう。
そうなると、買い物や趣味の外出などで使われていた身体機能が
充分に使われなくなり衰え、
寝たきりのリスクを上げてしまいます。

このあたりの支援を自治体で何かできないかと思います。
フレイルが進むと感染症に弱くなり、
感染症の回復が遅れるという傾向があります。
ラジオ体操でも何でも体を動かすことが必要です。
人が多くないところであれば、
熱中症に気をつけて散歩するのもよいかと思います。
人と話すことは認知機能の維持と衰えの抑制に効果があります。
人と話さないようになると認知症のリスクが高まりますので、
対面が問題になったとしても電話ででも話すことを心がけてください。
個人的にできることはすべきですが、
自治体として、それを手助けする施策があればと思います。
新型コロナウイルスで寝たきりが増えるかもしれません。
その数を減らす必要があります。

Nintendo Switchで、

 

 

 

こういうものが好評のようですが、

フレイル対策にも使えそうです。

任天堂さんにも介護予防を謳い文句にしたものを期待したいですね。

 


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