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世田谷区 1周2か月かかるPCR検査に4億円計上(2周目があるとは言ってない)

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本日、アンジュルム28thシングル
『限りあるMoment/ミラー・ミラー』

 

 

 


が本日発売日です。
それとは別にメンバーの伊勢鈴蘭さんのカバー動画が公開されています。
絢香さん『三日月』で、期待以上の才能に驚かされました。

 

 

彼女はバレエ経験者で、宝塚歌劇、ミュージカルが好き。
バレエ経験者はハローのメンバーに少なくなく、

アンジュルムでも過去を含めて何人かいます。
ただ、彼女のバレエは素人目にも芯が違うことがわかり
別格であることを感じさせました。
そちらの方面で注目されていくのかなと思っていましたら、
このネタ動画。

 


天然あざといキャラとして20万回再生。
そして今回のカバー。まだ16歳。今後が楽しみです。
ハローには宝塚歌劇、ミュージカルが好きというメンバーも珍しくありません。
アンジュルムOGの田村芽実さんは現在ミュージカル女優で、
所属していた頃でも歌唱力、表現力は充分でしたが、
現在は上手いだの何だの言っては失礼なレベルです。
ハローの宝塚好き、ミュージカル好きは皆、
最低限の歌唱力は身に付けているように思います。
きっと無関係ではないでしょう。
新曲『限りあるMoment』でも締めのパートを割り振られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、東京都世田谷区が介護職員や保育士ら約2万人を対象に
独自のPCR検査を行うと発表しました。
ひと月ほど前にもお書きしたように、
保坂展人区長は「誰でも、いつでも、何度でも」と謳っていて、
「世田谷モデル」として記者クラブなどでアピールしていましたが、
今回は介護職員や保育士らに限定して行うようで。

ただ、その検査というのが問題で、検体は自己採取し、
コスト削減目的で個別の検体に対してではなくプール方式。
1日1,000人程度、民間事業者が検査を行うもののようです。
どの程度、あてになる検査結果が得られるのでしょうか。

プール方式というのは、複数の検体(今回は4人ほど)を混ぜて検査し、
そこで当該のRNAが検出された場合、
さらに検査を行うという方法です。

世田谷区におけるPCR検査体制と社会的検査の概要
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/001/002/003/d00187321_d/fil/002.pdf

プール方式の是非については判断材料不足なのでわかりませんが、
全て検査を終えるのに2か月かかるとかで、
何の意味があるのやらですねえ。
最初に検査した陰性の人は「感染していない」ことを期待できるのでしょうか?
これに予算約4億1,400万円を計上しています。

優先順位からいえば、高リスクの人と接する
介護職員のみで行うのはアリかも?
そうすると、2か月もかからないでしょう。
とはいえ、ひと月かかるようではどうなのかと思いますし、
短期間で繰り返し何度も行う必要があります。

世田谷区のサイトを見ていますと、
異常なのは関連の文書ぐらいでほかは特におかしな点はないんですね。
区職員にも区長の「誰でも、いつでも、何度でも」に反対している人は少なくないようで、
現状、トンデモ区長が暴れている結果、
こんなことになっていると考えるべきかと思います。

こちらは世田谷区医師会のメッセージ。

報道されております「世田谷モデル」について
https://www.setagaya-med.or.jp/information_data/%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%8c%e4%b8%96%e7%94%b0%e8%b0%b7%e3%83%a2%e3%83%87%e3%83%ab%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6-2/

報道されております、いわゆる「世田谷モデル」事業と、世田谷区医師会PCR検査センターは全く関係ありません。世田谷モデルは別の事業であり、医師会員の出務協力及び義務などはありません。

医師会PCR検査センターは手遅れになる患者さんを出さないという理念の元、症状のある患者さんを最優先で受け入れ、酸素濃度測定やCT検査、入院対応など医療機関としての機能を大切にしています。いわば医療的検査を行う場所です。

世田谷モデルの提唱する「誰でも、いつでも、何度でも」は、いわゆる社会的検査ニーズに応えるためのものです。
(中略)
世田谷区医師会PCR検査センターはこれまで通り、症状のある患者さん最優先の医療機関としての立場で、医療的検査を受け持って行きたいと考えております。

地元医師会として真っ当なアナウンスです。
区が行うのは社会的検査ですが、
感染者全員を見つけることなんて不可能なのですから。

この世田谷区の検査では、陽性者をどうするのか、
陽性者の勤務先の施設は休業させるとしていますが、
そこの高齢者をどうするのか、考えているのでしょうか?
しかも、世田谷区議員の稗島進氏のtweetによれば

https://twitter.com/hieshima_susumu/status/1297782783180304384

介護事業所職員など区内対象23000人のうち「希望者」のみ

となっています。はたして?
もしかして、予算はつけたものの、
ろくに中身を考えていない?

そして「誰でも、いつでも、何度でも」は無理だと悟った?

結局、現状、最悪レベルの仕事量に苦しめられている保健所が
さらに仕事を押しつけられることになりそうです。
現在、世田谷区ではHIVと性感染症の検査相談を休止しています。
9月の再開予定を延期、来年3月末まで行わないようです。
感染症の相談に応じるのが保健所であるはずなのに。

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/002/d00009061.html

こういう現象はほかの自治体でも見られ、世田谷区を含め
緊急事態宣言前と最中には
定期の乳幼児健康診査なども止まったところがありました。
「一時の安心」「偽りの安心」のための検査なんかよりも
有限である医療のリソースはこういうところに割り当てられるべきです。

なお、前回、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長の言葉として
「今後の推移に注意が必要だが、全国的にはだいたいピークに達したとみられる」
とお書きしましたが、現状の感染者数の数値を見るに
「若年層は減少傾向」「高齢者は横ばい」「重症者数横ばい」と認識しています。

 

 

 

 

 


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