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ブレスト・アウェアネスって? 日頃から乳房の状態を知り定期的な乳がん検診を

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まずこの話題から。
子どもの傷害予防に関する様々な活動を行っているNPO法人「Safe Kids Japan」が
窒息を予防することを目的に、
『「4才までは4つに切って」ミニトマトとぶどうのシール』を公開。
以下リンク先に各種シールと、チラシが公開されています。
小さなお子さんの誤嚥、窒息事故は珍しくなく、
大人が大丈夫だろうと与えたものが原因になりがちです。


 

 

誤飲の事故もたいへんで、
このあいだも、単四電池を飲み込んでしまったという話を伺ったばかりで、
電池ではボタン電池への注意喚起が行われていますが、
単三以下の電池には要注意なのでしょう。
ボタン電池にしても、放置されてなければいいと考えがちですが、
ペンライトの中にあるようなものでも
取り出して口に入れてしまう事例がありますので注意が必要です。


さて、毎年10月はピンクリボン月間です。
乳がんは1996年以降、ずっと女性の悪性疾患の第1位です。
日本の場合、女性の9人に1人が乳がんにかかっています。
ただ、乳がんはがんの治療研究の中でも進んでいて、
早期であればほとんど命を脅かすことがないとされています。
発見が早ければ治療の選択肢も増えます。

そこで乳がん検診が必要となるわけですが、
以前、お書きしたように、
医療は「利益が不利益を上回る時」に受けるべきで、
乳がん検診には不利益もあります。

乳がん死亡率を減少させる効果が確認されている検査は、
X線によるマンモグラフィーだけですが、
マンモグラフィーには偽陽性(偽陰性も)、過剰診断の可能性もあります。
がんがなくても陽性と判定されてしまう偽陽性では、
結果的にとはいえ、さらなる余計な精密検査や費用、
精神的な負担が必要となります。
過剰診断では、命に関わらないような成長が極めて遅いがんまで見つけてしまい、
結果的に不要な治療を受けることにもなりかねません。

日本乳がん学会などでは
40歳から定期的にマンモグラフィーによる乳がん検診を推奨。
厚生労働省は40歳の女性は2年に1回の検診を推奨しています。
このぐらいの年齢から利益が不利益を上回ると考えられているからです。

また、「ブレスト・アウェアネス(breast awareness)」という考えもあります。
これは各人が自身の乳房に関心を持ち、乳房を意識して生活しようというもので
この中に乳がん検診やセルフチェックが含まれています。
20歳以上は乳がんにかかる可能性がありますので、
日常的な観察、自己触診を心がけて下さい。
セルフチェックについてはこの動画がわかりやすいかと思います。

 

 

このチャンネルは乳腺科の先生方によるものらしく
乳がんなどの正しい情報がわかりやすく解説されていますので、

ほかの動画もご覧下さい。

また、「ブレスト・キャンサー・アウェアネス(breast cancer awareness)」
という考えもあって、

こちらは社会全体で乳がんの正しい知識を認識しようというものです。
ピンクリボンはこちらの乳がん啓発運動となります。

日本のピンクリボンで忘れられがちなのが、
乳がん経験者を社会全体で支えていこうという考えです。
どうしても予防や早期発見の話ばかりされますが、
9人に1人が乳がんになるわけですから、
電車に乗り合わせた見知らぬ女性の中にも、
職場の同僚の中にも乳がん経験者がいるかもしれません。
個人的には、こちらの問題がもっとオープンに語れるようになればと思います。

なお、日曜日に乳がん検診を受けられるよう活動している
「ジャパン・マンモグラフィーサンデー(JMSプログラム)」では、
「10月第3日曜日に全国どこでもマンモグラフィー検査が受診できる環境作り」
を行っています。

 

 

今年は18日ですので、医療機関によってはもう遅いかもしれませんが、
こちらのリンクから都道府県を選んで、
18日に検診を行っているところを調べることかできます。
例年であれば、医療機関により18日ではなく、
土曜だったり前後の日曜だったりすることもありましたので、
ご注意下さい。

 

 

 

 

 


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