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映画撮影中にトム・クルーズが激高した理由は? GoTo中止のメッセージ性

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Tom Cruise Tears Into ‘Mission: Impossible 7’ Crew for Not Following COVID-19 Safety Protocols


https://variety.com/2020/film/news/tom-cruise-yells-mission-impossible-7-crew-covid-19-guidelines-1234854675/

こちらの記事。
ハリウッドスターのトム・クルーズが
映画「Mission: Impossible 7」の撮影中に怒鳴ったというものなんですが、
まあ、ハリウッドスターは自尊心が高く

理不尽なことを言いがちなイメージがありますので、
そんな話かと思いましたら、

スタッフの感染拡大防止の考えを糺したというものでした。

実際の(流出?)音声があって記事化していて、
かなり汚い言葉が使われていますので、

相当、感情的になっていたのでしょう。

端末の画面に2人のスタッフが近づきすぎているのを見て
「もう一度同じことをしているのを見たら消えてもらう」
「自分たちが映画を撮影していることでどれだけの雇用が創出しているのか」
の後に"you motherfuckers."と続けています。「くそったれどもが」でしょうか。

この映画は何千人もの人の生活がかかっていて、
その撮影が中止になることの影響を考えてみろと言いたいのでしょう。

英語字幕付き音声はこちら。
英サン紙のもので、一部、「ピー音」になっていて、
音声で聞くと本当に怒っているんだなということがわかります。
https://www.the-sun.com/entertainment/1977533/tom-cruise-covid-mission-impossible-rant/

 

音声からは彼自身マスクをしているような気がします。

彼の顔の向き、他者との距離などはわかりませんが
彼の怒声と涙はこの映画に関わる人に
かなり強いメッセージとなったことでしょう。



日本ではGoToが中止になります。
GoToについては、
飲食店からクラスターが発生しているケースが見られるため
残念ながら「GoToイート」中止は致し方ないかと考えています。
ただ「GoToトラベル」中止は疑問のあるところです。

「GoToトラベル」が感染拡大を招いたというエビデンスがないのは事実で、
とはいえ、これを継続することにより

国民への誤ったメッセージとなることを懸念したとか。
そうであれば、「GoToトラベル」中止という方針変更が
「これで感染拡大は止まる」と誤ったメッセージになりはしないでしょうか。

「GoToイート」も含めて、結局、私たちの行動変容がない限り、
この感染症の蔓延は止められません。

韓国ではかなり速いペースで感染拡大が続いています。
当然、日本の「GoToトラベル」なんて関係ありません。
そもそも、冬なのです。

韓国でも日本でも「コロナ慣れ」「コロナ疲れ」が蓄積していて、
政府のせいにしようと騒ぎが大きくなっています。

日本の場合「GoToのせい」「入国制限緩和のせい」

「夜の飲食店のせい」「検査が少ないせい」がありますが
その意識を自らの"得点"にしようとしている輩も大勢います。


中国は全体主義、人権無視、人民監視の対策を行っていますが、
韓国はその緩和版のようなプライバシーを犠牲にした対策を実施。
それでも、感染拡大は防げません。
どこの国でも、一般の行動次第なのでしょう。

分科会の尾身茂先生は、
7月に「旅行を控える必要はない」と発言されています。
そして、ここ1週間ほどはGoToの停止を提言されています。

これらは矛盾したものではないと思います。
7月は「(感染拡大防止策をしていれば)旅行を控える必要はない」
今は(感染拡大防止策が不充分なケースがあるので)GoTo停止すべし

と解釈することができます。
政府はこの

(感染拡大防止策をしていれば)

(感染拡大防止策が不充分なケースがあるので)

を強調して伝えるべきであろうかと思います。

誤ったメッセージということでは
管総理や二階幹事長を含む7人で会食したことが報道されました。
原理的には問題ないのですが、
誤ったメッセージというのであれば、これは誉められた行動ではないでしょう。
誤ったメッセージにしたくないなら、
当時、どのような感染拡大防止策を図ったのかを公表して、
それをメッセージとして見せていただきたいものです。
この会食が報じられた医療現場の方々には呆れや落胆の感情が広がっているとか。

今、危惧されるのは会食でのクラスターで、
私が思うに、特にマズいと考えるのが、
帰省先での会食です。
久しぶりに会った友人や親戚などに囲まれ、
「大丈夫、大丈夫」などと言われつつ大騒ぎ。
気がつけば感染拡大防止なんて頭の隅にも残っていない状態になり、
これがクラスターとなってしまうケースが各地で起きるかもしれません。


もしも、帰省される場合には、
自分や自分以外の人全てを「感染者」だと思うぐらいのつもりで行動してください。

できないなら帰省は避けるべきかと思います。
毎年、年明けには地方でインフルエンザ患者が増えます。
都市部から持ち込まれたインフルエンザウイルスにより患者を増やします。
新型コロナウイルスで、同じことは避けなければなりません。

 

 

 

 

 

 


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