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震災10年 語り始めた佐々木莉佳子さん

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7年前、こちらでアンジュルム・佐々木莉佳子さんのブログを紹介しました。
3月11日の仙台での公演で泣いてしまったことを詫びる内容でした。

彼女が9歳の時、彼女が住む気仙沼市も
マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震に襲われます。
水産加工業を営む社屋も自宅も津波に流され、
気仙沼で起きた大規模火災を含めて、
彼女は周りの人との予期せぬ別れを経験してきているでしょう。
私は神戸や淡路島などの被災地は見ていますが
それらとは別の、私などには想像もできない光景を彼女は見ているはずです。

これまで、彼女が震災のことについて触れることはありませんでした。

ファンもそこに触れる人はいません。
事務所も彼女が被災者であることを特に公表するようなことはしていません。
それは彼女がローカルアイドルだった頃に
「震災ビジネス」といわれなき中傷を受けたからでしょうか。
それよりも彼女の傷のためでしょうか。


その時、私はこのようなことをお書きしています。

大地震は10歳になられる前のことですね。
大地震から塞ぎ込んでいた彼女を見かねて、
お父様が本人に無断でオーディションに応募し、
いわゆるロコドル「SCK45(現SCK GIRLS)」のメンバーとなります。
「災害に便乗するな」などのいわれのないバッシングが繰り返されていますが、
「町の人が元気を取り戻すまで歌い続ける」と決意し歌い続けてきました。



2013年ハロプロ研修生となり、

翌年スマイレージ(現アンジュルム)3期メンバーに選出され、
モデルとしても活躍。
12月31日、アンジュルムとしてステージデビューを飾ります。

 

 

そして、現在、アンジュルムではリーダーに次ぐキャリアのメンバーとなっています。

 

 

 

 

彼女が今まで正面から震災について触れたことはありませんでした。
彼女は気仙沼の水産加工会社のお嬢さんでしたが、
ご家族は無事だったそうですが、社屋と自宅が流されています。
今年で東日本大震災から10年。彼女が未来を語っています。

「忘れてはいけない記憶」故郷・気仙沼で被災後、アイドルに。アンジュルム佐々木莉佳子と3.11 #あれから私は

 

 

 

8日のEテレ「沼にハマってきいてみた」の生放送では、
当時のSCKのメンバーと現役メンバーとリモートで交流していました。
8年目9年目と、10年目で何が違うのか、
何も違わないという人もいるでしょうが、
佐々木莉佳子さんにとっては、意味のある10年目だったように思います。

 

 


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