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オリンピックについても正解はない 開催・中止・無観客

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まずはあまりよくない情報から。
英国で新型コロナウイルスの新規感染者数が1万人を超える日が出てきました。
ほとんどは、インドで最初に確認された変異ウイルス「デルタ株」の感染者で、
ワクチン接種が進んでいるのに、という話です。

ただワクチン未接種に加え、1回のみ接種の人が多く、
従来の株であれば、1回のみでもそれなりに役立っていた効果も、
デルタ株には3割程度しか感染予防できない可能性が示されています。
2回接種した場合、高い効果が期待できるとのことです。
 


入院を要するほどの症状悪化を防ぐ効果は、
ファイザーのワクチン2回接種後で96%、
アストラゼネカのワクチン2回接種後で92%とのことです。

ところで、実に朝日新聞らしいこんな記事があります。

 

 

今の時代、この見出しの問題点にひと目で気づけるようになっておかないと、

いけなのかもしれませんね。

朝日新聞系はこういう煽り見出しが得意ですから。

 

なお、新型コロナワクチンが充分に効果を発揮するのは、

2回目の接種後から2週間後

です。


ヘレン・ハイド「お隣さん」



さて、オリンピックについて。
開催するのほぼ確実ですが、

観客を入れるのか、無観客で行うのかで世論が割れています。
割れているといういうものの、中止論もあり、有観客開催は少数派でしょうか。
私は選手たちのために開催してほしいという考えでした。
ただ、これが正解かといえば、そう言いきれるものではなく、
医療現場から見れば、不正解になるのかもしれません。
逆に、中止を不正解と考える選手や国民もいることでしょう。

昨年にも、緊急事態宣言を含め、
どの程度、社会活動や私権に制限をかけるのかについて、
「正解はない」とお書きしましたが、
オリンピックについても、立場や見方により正解は変わるかと思います。
どちらが間違っているということはないのではないでしょうか。

有観客か無観客についても正解はなく、
ただ、私は無観客での開催を支持します。

これも前にお書きしましたが、
人気競技の人気の試合は大勢の人がチケットを申し込んで、
その中から特に幸運な人がチケットに当選しました。
有観客の場合でも、人数が制限されるわけですが、
その幸運な人の中に、ハズレの人を作り出す作業が必要になります。

オリンピック開催まであとひと月。
まだ、有観客だの無観客だのもめているのに、
そんな作業ができるのでしょうか?
誰がするのでしょうか?

そして、私が無観客を支持する最大の理由、熱中症の問題があります。
コロナ禍以前から、酷暑の中の開催では、
熱中症対策が最大の課題だったかと思います。

そこへこの騒動となったわけですが、
熱中症の症状の中には、新型コロナウイルス感染症と共通のものも多く、
熱中症患者でも、新型コロナウイルス感染症の患者であることを前提に
救護、治療を行わなくてはなりません。

おそらく、第5波は来ることでしょう。
その波の大きさの予測は研究により様々ですが、
もしも、大きな波が来て、熱中症患者が大量発生しますと、
首都圏の医療、特に救急部門は一気に厳しくなることでしょう。
それを防ぐには無観客がベターかと考えます。

次に副反応の問題。
このワクチンに対する副反応について、
ここで私はあまり積極的に書かないようにしてきました。
あまりフェアな態度ではないのですが、
それは、これまでのほかのワクチン接種などでは、
恐怖心が強ければ強いほど、

迷走神経反射が起きやすいという傾向があるからです。

迷走神経反射は恐怖心や不安感、痛みにより起き、
自律神経が乱れて、血圧低下、脳貧血を起こします。
失神する人もいて、予防接種が多い小児科では珍しくないかと思います。
転倒する場合もありますので、注意が必要です。
迷走神経反射が起きても、横になって安静にしていれば、
問題はありませんが、これを利用して大騒ぎしたのが反ワクチン界隈です。

迷走神経反射は接種直後に急に立ち上がろうとした瞬間に起きやすく、
また、睡眠不足、空腹でも起きやすいとされます。
接種時は針を見ないほうがいいでしょう。

そのほか、何らかのアナフィラキシーを経験した人でも、
新型コロナウイルスワクチンで、
アナフィラキシーになったというケースはほとんどありません。
今のところ、多くの医薬品に含まれている安全性の高い添加物、
ポリエチレングリコールへのアレルギーの問題だと考えられています。

副反応の話題では、磁石人間になった、
マイクロチップが埋め込まれて5Gに接続されるようになった、
などの荒唐無稽なものを信じている人もいます。
そんな技術があるなら、実用的価値がありそうなものですが。

あとはマイケル・イードンの"告発"ですね。
彼はファイザーの元"副社長"だったらしく、
不妊だの流産だのの原因になると騒いでいます。
"副社長"というのは「vice president」の日本語訳なのですが、
副社長だけでなく、いろいろな役職に使われる肩書きであり、
どの程度のポジションにいたのかは確認できませんでした。
まあ、副社長だったから何だという話なのですが。

ほかにも、ノーベル生理学・医学賞受賞者のリュック・モンタニエも、
このワクチンに対する危険性を訴えています。

こういう連中は論文を書きません。
新型コロナワクチンで彼らが発表した論文は全くのゼロです。
なぜ、書かないのでしょうか?
査読なしで自由に掲載できる論文サイトもあるのに。
それは、自説を裏付ける客観的なデータはなく、
自説そのものが真実ではないからでしょう。
その一点だけでも、彼らの主張が真実ではないことがわかります。
イードンは2011年にファイザーを退社していて、
昨年秋に、新型コロナにワクチンは不要という、
意味がわからない発言をしています。

反ワクチン界隈では、人口削減計画なんてものが進行しているそうですね。
そうであれば、"偽ワクチン"なんて作らずに、
感染者を増やせばいいだけの話です。

最後に妊婦への接種について。

日本産婦人科感染症学会の声明です。

http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210617_COVID19.pdf

妊婦への接種は海外で広く行われており、
妊娠初期を含め妊婦と胎児を守ること、
母体と胎児に重篤な合併症が発生したという報告はないとしています。

 

 

 

 


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