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早く子どもへのワクチン接種の議論を

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台湾の感染者増がある程度落ち着いてきましたね。
新規感染者数が100人台を推移。
ワクチンのほうはまだまだで8%。
一方、ブラジルは過去最多を更新しつつけていて、
11万人を突破。ワクチン接種率は32%。
32%ぐらいになると、社会的効果もありそうですが、
感染拡大が続くのは、そのワクチンが中国製だからでしょうか?

アメリカで主流なのはファイザーなどのmRNAワクチンですが、
既に国民の半数以上が接種したとしています。
ただ、1日の死亡者数は200~450人あたり。
そのほとんどはワクチン未接種でした。

小原古邨「雨中の白鷹」



さて、イギリスやイスラエルでの感染拡大についても、
子どもへの感染拡大が問題になっているわけですが、
急ぎ、日本でも子どもへのワクチン接種の議論が必要となるでしょう。

医療は、利益と不利益を比べて、
圧倒的に利益が上回る時のみに実施されるべきで、
医薬品、ワクチンも同様です。

小児へワクチン接種における社会的利益であれば、
接種すべし、の一択です。
集団免疫を獲得には、接種する人がより多いほうがよく、
さらに変異株は宿主である私たちの体の中で起きますので、
ワクチン接種により、変異する機会を減らすことができます。
おそらく、大人だから変異しやすい、
子どもだから変異しにくいなんてことはないでしょう。

接種した子ども本人の利益については、
元々、重症化リスクが低いとはいうものの、
MIS-Cのリスク軽減はあるかと思います。


昨年の春に、感染歴のある子どもに川崎病の症状がみられると、
各国から報告が相次ぎ、
小児多系統炎症性症候群(MIS-C)と名付けられました。
その患者の数自体は少ないながらも、
患者の2%が亡くなっています。
(データが新しくないため今はもう少し改善している可能性があります)


あとは後遺症の問題。
感染後の小児における罹患3か月後までの観察で
2~11歳で7.4%、11~16歳で8.2%に何らかの後遺症が出ています。
後遺症で多い世代は25~34歳で、18.2%という数字が確認できますが、
小児においても、後遺症の確率はそれなりに高いです。

ほかには変異株における子どもの感染しやすさ、
症状の出やすさも考えるべきでしょう。
今のところ、従来株に比べてデルタ株などは
子どもへの感染力が上がっているとされています。

社会的、個人的双方に利益があるのが学校生活で、
ワクチン接種はその正常化に役立つことでしょう。

ところで、一昨日の河野太郎ワクチン担当大臣のブログが話題となりました。

ワクチンデマについて

 


私は年がら年中、仕事で何かしらを説明し続けているわけですが、
私もこういう説明をしたかったですね。

ワクチンデマを流す目的を以下だとしています。

一、ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せて、

  お金を稼ぐ
二、科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する
三、過去に誤ったことを発言したために抜け出せなくなっている
四、自分に注目を集めたい、ということが大きい


お見事です。
そのほか、さまざまなデマについて論破されていますので、
ぜひ、ご一読ください。

国内の医師ら450人がワクチン接種中止を求めて嘆願書を提出

 

日本のマスコミは正確な情報、必要な情報を伝えないクセに、
感情を煽ることだけは得意です。
「医師ら450人」となっていますが、
内分けは医師約210名、歯科医約180名、議員約50名。
さらには匿名での参加が可能ということで、
肩書きはほぼ意味を成しません。

日本の医師の総数は33万人弱。
この記事における全ての医師の肩書きが真実だとして、
約0.06%の医師が反対していることになります。

この記事に出ている発起人の高橋徳ですが、
彼が院長を務めているクリニック徳のサイトを確認してみますと、
ずいぶんと、かぐわしい医療機関であることがわかります。
トンデモ医療の代表格「波動医学」を実施しているようですね。
これは未来医学の一つなんだそうです。

そして、この会見の司会者を務めたのが池田利恵。
HPVワクチンデマを広め、
死ななくてもいい女性が大勢死ぬことになった責任を負うべき人物の一人です。


今までもこちらでも批判し続けてきた人物。
繰り返しますと、この女は全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の首魁で、
日野市議会議員。
ワクチン被害者連絡会とはいうものの、
この女らが"副反応"と主張する諸症状に苦しんでいる患者が回復した場合、
その回復を喜ぶのではなく、その情報が表に出ないように、
口止めをし、追い出すような人物です。


連絡会の中で、その患者が発言できなくなるようにしてきました。
患者を囲い込み、標準医療であれば回復したはずの症状なのに、
デマを吹き込み続け、

あるいは受診を妨害し、治療を受ける機会を奪い続けてきました。
この団体にとっては、被害者は永遠に

被害者であり続けてもらわなくてはならないのです。


どのワクチンの場合でも「不妊になる」は、この女たちの常套句ですし、
今回は「5Gネットワークに接続される」と喚いていました。
そんな人物の主張を、まともに採り上げるマスコミも異常です。

SARS-CoV-2に対するワクチンで、
反対を掲げている人を見かけた場合、
HPVワクチンでどういう態度をとってきたか、
それもデマ屋どうかを見分ける目印となるでしょう。

mRNAワクチンの有効性と安全性では、こちらの動画がよくできているかと思います。
イェール大学医学部免疫生物学部門教授、全米科学アカデミー会員、
ハワード・ヒューズ医学研究所正研究員の岩崎明子先生の動画です。

 

 

 

 

 

 

 


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