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若い世代でもワクチン接種の利益は不利益を大きく上回る

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静岡の水害で大きな被害がありました。
今後もこういうことが起きるのでしょう。
コロナ禍ではありますが、避難所へ向かうことを躊躇すべきではありません。
水害などの天災では、数時間で命が失われることが珍しくないものの、
新型コロナウイルス感染症で24時間以内に亡くなることはほぼありません。

さて、ワクチン。
事業者は職域接種の申し込みができなくなり、
個人でも自治体に申し込みできないところがでてきています。
原因のひとつして、ワクチンの偏在があろうかと思います。
ここではあえて、社名は伏せますが、
地域住民も接種可能な職域接種として、
大量にワクチンを発注したところがありました。
そのロット数は、必要量の20倍だとか。
こういうことも影響しているのではないかと思います。

ただ、現在のワクチンが足りなくなっている最大の原因は、
国の予測以上に市町村職員の方々が頑張り、自衛隊の方々が頑張り、
集団接種の問診は医師にとって過酷だと聞きます。

接種し続ける医師や看護師なども大変です。
そこを頑張ってきていて、

足りないというのは、国民がワクチンを接種して、

感染と重症化リスクを減らしたい、
早く日常を取り戻したいという願いからではないかと思います。

日本のワクチン確保は、ほかの国に対して申し訳ないという問題もあるんですが、
国内だけを見ますと、
前例が思いつかないほど日本政府のファインプレイだったと思います。
mRNAワクチンを最初に大量に確保し、国民へ接種したのはイスラエルでした。
先月まで首相だったネタニヤフとファイザー社長が
直通で電話できるほど懇意らしく、
ネタニヤフは汚職問題で支持率が低下、
ワクチン接種で支持率の浮揚を図ろうとしたわけです。

ただ、ここで支払いの問題でごたつきがあり、
一部のワクチンが宙に浮いた状態になってしまいました。
その情報を知った日本政府は、ファイザーに渡りを付け、
そのワクチンを買い付けたとのこと。
日本政府が情報を活かしたファインプレイとは、驚かされます。

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ところで、こちらで何度もお名前をお書きしている感染症専門医の忽那賢志先生。
今月から大阪大学医学部に移られたんですね。
阪大といえば、感染症総合教育研究拠点があり、
情報発信部門の責任者に「K値」でおなじみの中野貴志が鎮座しています。
だいたい、この人は核物理学が専門なんですよね。
大阪にとっても迷惑なので、外してもらいたいものです。

こちらの忽那先生の記事。

医療従事者は新型コロナワクチン接種を義務とすべきか

 

 

 

こちらでもお書きしたようなことが書かれています。
沖縄県は6月30日、うるま市の県立中部病院で患者36人、職員14人の計50人が
新型コロナウイルスに感染するクラスターが発生したと発表。
患者16人が死亡しています。
調査ではワクチン接種を希望していなかった看護師十数人のうち、12人が感染。
医療現場のワクチン忌避は、こういう事態を招くということです。

 

 


次はこちら。

「若い世代は重症化しないからワクチンを接種しなくて良い」は本当か

 

前回、こちらでは子どもが接種することの利益についてお書きしました。
社会的利益と個人的利益を分けて考えるべきですが、
若い世代においても、社会的には接種すべきなのは間違いありません。
社会全体で集団免疫を獲得しようと思えば、
一定数以上の国民がワクチンを接種する必要があります。
もしも、子どもに接種させないということであれば、
尚更、より多くの成人へ接種が必要となるでしょう。
大阪府は、府民の7割がワクチンを2回接種すれば
社会経済活動を元に戻せるとしています。

台湾やオーストラリアなどは、感染拡大防止の優等生でしたが、
ひとたびウイルスが広がり始めると、
社会に制限をかけなくてはならなくなります。
オーストラリアの野党は、政権がワクチン普及を怠っていたからだと批判していますが、
結局のところ、ロックダウンだの緊急事態宣言だのは、
ワクチンが行き渡るまでの時間稼ぎにしかならないのです。
いつまで、この状況を繰り返し続ける気なのかということでもあります。

ウイルスは感染者の体内で増えて、変異する機会は感染者の体内にしかありません。
無症状でも感染すれば、ウイルスに変異する機会を与えることになり、
体内でウイルスが増えれば、変異する機会も増えることになります。

個人としても、若い世代の感染者が増えており、
高齢者よりは重症化リスクが低いというものの、
現在、拡大が問題視されているデルタは、
若い世代でも、無視できるほど重症化リスクが低いとは言えません。

日本で接種されているmRNAワクチンの副反応は、
若い世代のほうが確率が高いとされ、特に男性のほうが多いとされます。
ただ、新型コロナウイルスに感染した場合、
国内で後遺症が多くみられる世代は25~34歳なんです。
18.2%もの人が何らかの後遺症を抱えました。
入院を要さない軽症でも後遺症の報告が増えていて、
上記記事のノルウェーからの報告では、
16~30歳の若年層の52%に、6か月後の時点で何らかの症状があるようです。
男性では脱毛、精子数減少の報告もあります。

mRNAワクチンはごく少量のRNAを目印として体内に送り込むワクチンですが、
このウイルスはRNAの塊のようなものですので、
どちらが害が大きいかは自明です。

若い世代でも、ワクチン接種は
社会的、個人的、いずれも利益が不利益を大きく上回るのは間違いありません。

 

 

 

 


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