まずはこの話題から。
AFP通信が
「コロナワクチン、感染予防効果は40% WHOが警告」
という記事を掲載しました。
しかし、どうやら現在は削除されているようで、
時事通信を通じ、Yahoo!ニュースにも掲載されていましたが、
こちらも現在、確認できません。
Yahoo!ニュースのコメント欄が地獄絵図で、
鬼の首を取ったようなコメントが並んでいました。
削除されたのは、これが誤報だったからでしょうか。
誤訳が原因のようで、
原文で「40%」としているのは、「transmission」。
「感染」と言いたいのであれば「infection」を使うはず。
つまり、「transmission」を防ぐ効果が「40%」だという意味で、
ここでの「transmission」は「二次感染」のことですので、
接種者且つ感染者がほかの人を感染させてしまう可能性が
「40%」ということです。
接種者は未接種者よりも感染するリスクが低く、
感染した場合でも、ほかの人を感染させる可能性も低くなるという話でした。
これは誤報、誤訳ですが、
このNHK広島の報道はどう捉えればいいのでしょうか?
新型コロナワクチン2回接種後3か月超で抗体価低下も
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20211126/4000015213.html
10代から80代までの医療従事者、2744人を対象に血液中の抗体の値を調べました。その結果、すべての人から抗体が確認されたものの半数の1371人は、全体の中央値を下回っていて、比較的、抗体価が低い人が一定程度いることがわかりました。
この後半部分で、相当頭のおかしいことを
わざわざ言っていることに気付いてください。
半数の1371人は、全体の中央値を下回って
ここです。統計の「中央値」が何なのかがわかっていれば、
わざわざこんなことは書きません。
元々は広島市医師会から出た話のようですが、
記者個人の責任で書かれたものであることを期待します。
あまりにも馬鹿馬鹿しすぎるのでこの件は以上です。
あとはオミクロン株ですね。
南アフリカ共和国の研究者が特定した変異株ですが、
現在、10か国程度で確認されていますね。
これまでの変異株では、変異したアミノ酸は最大12残基だったのが、
オミクロンでは32残基らしいです。
ワクチンの効果が低減する変異も確認されているとされますが、
ファイザーとビオンテック、
モデルナは既にオミクロンへの対応を始めており、
まずは試験管レベルで自社のワクチンの効果を確認します。
今は続報待ちですね。
なお、南アフリカの保健相は、
オミクロンに感染し入院した患者の多くがワクチン未接種だったとしています。
さて、少し前になりますが、
笠原桃奈さんが15日にアンジュルムとハロー!プロジェクトを卒業しました。
笠原さんで思い出すのは「リップ」。
ファンの間では有名ですが、
アンジュルムはハローの中でもメイクやファッションがおねえさん色が強く、
加入間もない頃、中学生の彼女は
先輩たちに憧れて強めの色のリップをつけることもありました。
ただ、ファンから赤が強すぎるという意見が多数寄せられ、
批判といえるものも多かったとか。
いろいろと言われて、彼女は苦しみました。
当時のリーダー・和田彩花さんはライブで
「桃奈にはまた、好きなリップの色を塗ってほしい」
と発言。私はこれこそがアンジュルムだと思いました。
後に和田さんはこの件について、このように話しておられます。
私は、「自然な色」ではないということや、「アイドルだから」という理由でリップの色を変えたくても変えられないことがあったから、同じように苦しい思いや悲しい思いをメンバーにさせたくないと思ったんです。自分で考えて「いい」と思ったことを選び取る。その行為が素敵なことだと思うから、似合っている/似合っていないはつけてから自分で判断するとして、行為を制限してしまうのは違うなって思ったので、あのときは言いました。
先輩たちが見せてきたのは、ファッションやメイクだけでなく、
パフォーマンスに加えて、生き様なんだと思います。
自分がしたいことをすればいい。
自分が何をするかは自分で決める。
先輩たちは自分が生きていく道を自ら選びました。
和田さんは表現者であり続けていますし、芸術の分野で活躍。
フェミニズムに関する発信も多いです。
勝田里奈さんは自らのファッションブランドを立ち上げ、
田村芽実さんは舞台で大活躍されています。
彼女たちは、自らの手で選んだ道を進んでいます。
それが成功かどうかも自分自身で決めればいのです。
決めないとすれば、決めないことを決めればいい、
決めたことを変えるのであれば、自分でそう決めればいいのです。
自分はこうなるんだ、だから今は必要なことをする。
笠原さんがリーダーになる未来を期待していましたので、
残念ではありますが、嘆く出来事ではありません。
アンジュルムは群像劇なのでしょうから。
群像劇だと考えるようになってからは、卒業していくメンバーも、
舞台を変えただけと思うようになりました。
アンジュルムが彼女の人生に大きなプラスになることを信じます。