Quantcast
Channel: テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

甘利明氏のリテラシーのなさは国民を殺すかも / 肺炎が減っても重症者は多い

$
0
0

こちらにお書きした
甘利明衆議院議員の塩野義のワクチンに関する発言の続報です。

 

 

2月4日のツイートをするに当たり2点を塩野義側に確認しました。①データに基づいてこう云う表現で間違い無いか ②公知の事実であるか、です。①はその通り②は既に予算委員会で質問がなされている、との事でした。

国際医療研究センターの大曲先生(東京のモニタリング会議メンバー)も治験結果を大いに評価され、東北大学の押谷先生(分科会メンバー)も評価されたと云う話で、月内に追加治験を行った上で後藤厚労大臣も早期認可に前向きのようです。

「国産が出来るまで接種も経口薬も安心できない」という方に一刻も早くお届けし、副作用が少なく効能が高いと云う証左があるなら迅速に国民の皆さんの安心に繋げるべきという、私の思いです。

https://twitter.com/Akira_Amari/status/1491249638481227776

ワクチンが国産で調達できるなら、
国民の生命と健康にとって望ましいことです。
しかし、優先されるべきは安全性であり、有効性です。
望まれるのは、これらを大前提にした上での国産ワクチンです。
大曲(貴夫)先生や押谷(仁)先生も評価されたとしていますが、
今出ているデータで、両先生がこの薬剤を評価することはありえないでしょう。
そんな先生方ではないはずです。
 

かつて、甘利氏はマネートラップのカモになった人物です。
悪意がないとしても、その騙されやすさは国民を殺しかねません。
このワクチンでどれだけ重症化と死亡を減らせるのか、
副反応がどうなのか、などを確認するだけの治験数が少なすぎで、
信頼性では、一昨年夏の時点におけるロシアのスプートニクVにすら劣ります。
治験のデータが揃わない段階で、
「早期認可に前向き」なんてことがあってはいけないのです。



この絵は東京大学総合図書館が公開し利用許可を出しているもので、
いわゆる「疱瘡絵」です。
天然痘に対し、防ぐ手立ても知識もない江戸時代の人たちが、
天然痘にかからないよう家屋の入り口などに貼ったり、

病人の枕元に置いたりしました。
その状況を変えたのが、緒方洪庵らが進めた種痘事業でした。
今、新型コロナ感染症にはワクチンがあります。
現在、遅ればせながら国民に向けて3回目の接種が進められています。

モデルナのスパイクバックスが多いとされていますが、
ファイザーのコミナティを2回接種した人が
スパイクバックスを3回目として接種した場合、
コミナティを3回接種するよりも強い抗体が得られることも確認されています。

これまで、特に第4波と第5波では、
中等症以上の患者のほとんどに肺炎が見られていたものの、
今は重症肺炎の人は当時の1/5程度だそうです。
それでも、肺炎以外の重症の人は増えています。
脳梗塞、慢性腎臓病、心不全などで重症になっている人が多く、
こういう話から「新型コロナじゃないじゃん」などと軽視する人もいます。

これらの持病を持っている人は少なくなく、
たとえば、自覚していないだけで、
日本で8人に1人が慢性腎臓病です。
そういう人が新型コロナ感染をきっかけに重症化しているということになります。
主に高齢者ではありますが、
「高齢者だから仕方ない」などということはありえません。
そして、ワクチン未接種者の場合、
当然、ここに肺炎が加わってくることになります。

社会がどの程度の重症者数、死者数、
後遺症を許容するのかの議論は必要ですが、
乱暴な議論にならないことを願うばかりです。

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

Trending Articles