安倍元総理へのデジタル献花が50万人を超えたそうです。
9月30日ですでに終了していますが、
国葬当日、半日並んで献花された方々もいらっしゃいました。
日本共産党や立憲民主党の議員は、
反対デモで馬鹿騒ぎ。
黙祷の時間に合わせて、大きな音を鳴らすイベントに参加し、
彼らの弔意を踏みにじったことになります。
彼らが読み間違えていたのは、
「国葬反対」の人たちの中身だったのではないかと思います。
「国葬反対」の人たちの中には、
彼らが有り難がるアベノセイダーズ、アベガーの人たちもいるのですが、
「国葬反対」の理由はさまざまで、
単に予算の問題や決定プロセスを問題視している人もいました。
故人を追悼すること自体は問題ないと考えていた人も、
それなりにいたはずです。
それを十把一絡げにして、
自分たちの仲間だと妄想したわけです。
あの日、1,500人ほどの反対デモがあったようですが、
その呼びかけには、中核派が絡んでいて、
彼らもその素性を隠していません。
暴力革命により、日本を共産主義国にしようとする連中で、
カルト宗教が話題ですが、彼らに接近することも危険なのです。
直接的な害はもちろん、
彼らについては、公安調査庁が常にその情報を集めていて、
巡り巡って、就職や結婚などで不利益な情報となるかもしれません。
軽々しく、彼らに近づくべきではないのです。
統一協会が悪で、中核派ならいいのか、
その点をよく考えるべきです。
死を悼むことを妨害した彼らの姿は、
「国葬反対」である人に
「自分はあんなんじゃない」「一緒にされたくない」
と思わせるに充分だったのではないでしょうか。
そして、毎度おなじみのテレビ朝日・玉川徹。
「モーニングショー」は、コロナ禍でも散々デマをバラ撒き、
モリカケなど根拠のない批判で、安倍氏の命と尊厳を軽くしていました。
友人代表として弔辞を述べた菅義偉元総理大臣、
あの日は、元総理というよりも、
唯一無二のパートナー・菅義偉官房長官だったのではないかと思います。
羽鳥慎一が彼の弔辞について
「菅さんが一番刺さったなという感じは、聞いててありました」
と言うと、玉川が
「これこそが国葬の政治的意図」
「それは胸に響く部分はあるんですよ。そういう形として国民の心に残るんですよね。
既成事実として残るんです」
「演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたから、
それはそういう風に作りますよ」
「政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。
当然これ、電通が入ってますからね」
とコメント。
翌日に
「私が安倍元総理の国葬に電通が関与しているというふうにコメントしたんですが。
事実ではありませんでした。
さらに、電通は全く関わっていないということが分かりました」
と訂正。独立系以外で、電通と深く関わっていない放送局はありませんので、
電通から訂正を求められたのは想像に難くありません。
社長は「玉川の個人的な勘違い」だとしています。
個人的には、ライターがいたとしても、
何ら恥じることはないと考えますが、
これは、菅氏と故人、ご遺族、
菅氏の弔辞に涙した人たち、
自然と湧いた拍手に参加した人たちを侮辱したことに対する謝罪ではないのでしょう。
電通に迷惑をかけたので、訂正したように聞こえます。
そして、語るに落ちたとはまさにこのことで、
彼はそうやって事実をねじ曲げてきたという自供でもあるのです。
彼の発言を有り難がる人たちもいて、
「間違ったことを認められる玉川さんは信頼できる」
「自民党からの圧力か」
「訂正なんて必要ない。ゴーストライターがいたはず」
などのコメントが湧き上がるわけです。
そして、このデマ番組が続くことになります。
ワイドショーといえば、「ミヤネ屋」の読売テレビ、
「ひるおび」のTBSが訴えられました。
紀藤正樹、本村健太郎、八代英輝の三弁護士も訴えられました。
原告は世界平和統一家庭連合、統一協会で
番組出演者の発言が、「名誉毀損にあたる」と主張。
彼らは見事に、統一協会に「被害者ポジション」を与えたことになります。
少なくとも、本村は
「布教活動自体が違法と最高裁で確定」
と大嘘を吐いたわけですから、確実に名誉を傷つけたことになります。
紀藤の言い分は以下。
私の発言は統一教会への発言ではなく統一教会の分派に対する発言です。私への訴訟は言論への萎縮効果を狙った恫喝訴訟、SLAPPの類です。自らの正当性を言うなら国を訴えるのが筋でしょう。自らの非を改めず民間を訴えること自体が、統一教会の問題を良く現わしています。>https://t.co/qT4cvooSNi
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) September 29, 2022
私の発言は分派に対して発言だ、
自らの正当性を言うなら国を訴えるのが筋だとか言っていますが、
なぜ、統一協会が国を訴える必要があるのか、
理解に苦しみます。
憲法に反し、国が超法規的措置で、統一協会を解散させたのであれば、
訴えるでしょうけれど。
彼は売春斡旋が行っていると言ったのでしょうか。
事実を確認しているのであれば、
法廷でそう主張すればいいだけですが、
今のところ、統一協会のほうに分があるように見えます。
法律論とは別に、先日も立民・辻元清美が
統一協会の関連団体に会費を支払って参加していたことを公表しました。
その日は、国葬の日でした。
ニュースが国葬一色になることを狙ったのでしょう。
紀藤は
「知人から誘われた郷土史勉強会が統一教会関連団体の主催とは」
とtweet。
辻元は紀藤に「領収書を見つけた時こんな所にもと驚きました」とtweet、
鼻で笑うようなダブルスタンダードです。
「知らないはずはない」と自民の議員を批判していた紀藤と辻元が、です。
政権を担う政党だから、という言い訳も通用しません。
この領収書の日付は、民主党政権時のものだからです。
ダブルスタンダードといえば、れいわ新選組代表・山本太郎。
この事件ですが、事件自体はかなり前から話題にはなっていました。
プリティ宮城ちえとかいうれいわ新選組公認宜野湾市議が、
マルチ商法を教え子に紹介していたという問題です。
山本太郎は
「ネットワークビジネスは合法なら問題ない。
沖縄タイムスは一方の恣意的な報道で宮城ちえにも損害が生まれている」
衆議院議員の大石晃子は
「プリティ宮城ちえ氏のマルチ商法は違法でなければ止める権限はない」
と説明。
統一協会と自民議員らに、違法行為は確認されていません。
所詮はその程度の連中なのです。
これまでに、自民党の方針
「統一協会には二度と関わらない」が憲法違反になると指摘しましたが、
既に実害も出てきています。
統一協会信者や元信者が自民党議員に訪れたものの、
その議員は「党の方針なので対応できない」と帰したそうです。
国民の相談すら聞けないような状態を作り上げてしまっているのです。
さて、新薬の話題を少し。
厚生労働省が大麻取締法の改正を検討していて、
大麻由来の成分を含む医薬品について、
使用を認める方向で動いているようです。
メディアでは「医療用大麻」という文言が見られますが、
大麻とは別物だと考えるべきでしょう。
緩和ケアなどに用いられる麻酔薬・モルヒネは
ケシ、大麻から採取されたアヘンより生成されるアルカロイドが原料です。
モルヒネを指して「医療用大麻」などとは言いません。
「医療用ケシ」とは言いません。そういうことです。
アルツハイマー型認知症の進行を遅らせるされる
エーザイと米バイオジェンのレカネマブが認可されるようです。
この両社には既にアデュカヌマブがあり、
これよりもスコアはよいのですが、
データを見ますと、2.5%に脳浮腫、17%に脳内の出血が起きています。
大きな一歩ではないかと思いますが、
またまだ、手放しで喜べる薬ではないようです。
そして、これまでこちらで散々くさしてきた塩野義のゾコーバ。
第III相治験の結果から、承認されるようです。
主要評価項目である症状消失までの期間の有意な短縮が確認されたとのこと。
ゴールポストを動かしていたこれまでは小細工何だったのか、
小細工の動機が気になるところですが、
これはこれでなかなか処方が難しいのではないかとされます。
禁忌が多いため、服薬の状況などの確認が必須です。
今のところ、現在の薬よりも優れているのかといわれると疑問です。
症状を平均24時間早く改善させるらしいのですが、
それがどの程度、患者の利益になるのかどうか。
抗インフルエンザ薬・ゾフルーザのようなことにならねば良いのですが。