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北海道はピークアウト? 新変異株が蔓延しないことを願うばかり

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新型コロナ「5類」への引き下げ 加藤厚労相「規定に則って早期に検討」


もう5類にしてみればよいとも思います。
5類にしたところで、診療する医療機関はろくに増えないでしょうし、
減る可能性だってあります。
どこも、自分の患者を守ることを優先するでしょうから。
もしも、額面通りの5類での対応になりますと、
院内クラスターが増加し、
高額な診療費のため医療機関にかからない患者が増え、
死者や後遺症を抱える人が増えるのではないかと思います。

コロナ禍前から、病棟内でインフルエンザ患者が出ますと、
病棟閉鎖という事態はフツーにありました。
インフルエンザウイルスよりもはるかに伝播性の強いウイルスですので、
病棟閉鎖、医療機関の診療停止という事態になっていたのです。

現状、医療機関は「5類もどき」のような態勢になっていて、
もう「2類相当」ですらありません。
今さら、コロナ禍前の診療態勢には戻れないかと思います。

毒性はデルタよりもオミクロンのほうが弱いのですが、
感染者数が多いため、死者数はデルタ流行期よりも、
オミクロン流行期のほうが多くなっています。

社会的に考えれば、各国のように、
感染も後遺症も死亡も気にしない価値観を共有できるかでしょう。
さらに加えて、自分や自分の大切な人がどんなに苦しくてもつらくても、
診療までに10時間以上、悪ければ数日~1週間のような態勢に、
私たちが納得できるかどうかだと思います。


また、医療現場の方たちに自己犠牲を強いていても、

気にもとめないフリ、気付かないフリをできるかだと思います。

それで、医療現場から人がいなくなっても、

気にしなくなるかどうかなのではないでしょうか。

 

鳥居言人(五代目) - 雪

 

 昨日の2日で、北海道の実効再生産数が0.99になりました。
ひと月前には1.1~1.2ぐらいでしたので、
ピークアウトというには早計ですが、
少し落ち着いてきたように思います。
現時点の流行で多いのはBA.5で、
幸運なのか、BQ.1、BQ.1.1は少ないです。
アメリカの場合、新型コロナウイルス感染症患者の1/4が、BQ.1、BQ.1.1です。

BQ.1も気になるのですが、BQ.1.1の場合、
モノクローナル抗体薬やそのカクテル療法に効果がないというデータがあります。
私たちには、ウイルス感染細胞や、がん細胞などの異物に対する備えの一つに、
免疫細胞のB細胞というものがあります。
B細胞の一部は記憶細胞として体内に残り、
次に同じ抗原が侵入してきた時に迅速に抗体を産生することができるようになります。
この特性を利用して作られたのがモノクローナル抗体で、
デルタ流行期になどに活躍してきました。
BQ.1.1が流行の主体となってしまいますと、
現状のモノクローナル抗体薬が使えなくなる可能性があるのです。

ほかの地域ではまだまだこれからどうなるかというところですが、
BA.5が主体のまま、通り過ぎていってもらいたいと願うばかりです。

なお、ヨーロッパや北米では、
変わらず今もインフルエンザが猛威を振るっています。
日本の場合、横ばいかやや減少傾向。
なんだかんだ言いつつも、皆が感染対策を続けているためでしょうか。

インフルエンザでも感染者数が増えれば、死者が増えます。
さらに、これから入学試験シーズンとなります。
感染対策をゆるめる合理性は全くないと思う次第です。
 

 


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