あまりにも酷い内容であり、
ページビューを増やすつもりはないので、
リンクは貼りませんが、講談社の与太雑誌系のサイトで
京都大学医生物学研究所附属感染症モデル研究センター准教授、
獣医学者の宮沢孝幸が新型コロナワクチンについて
「ワクチン接種で文章が読めなくなった」や、
接種により、流産の可能性が高まる可能性を匂わせています。
もちろん、現時点でそんなデータはなく、
流産については、接種した妊婦としていない妊婦で、
流産が起きる確率に差は見られません。
むしろ、未接種の妊婦が感染し、
母体が重症になって、流産、早産のリスクが高まることは確認されています。
宮沢は
ワクチンを接種しても流産しない人がほとんどだと思いますが、少なからず流産の可能性はあるはずです。妊娠初期はなおさらです。しかし、それは統計では表れないでしょう。なぜかというと妊娠そのものが免疫学的にはトリッキーな現象であって人の自然流産率はとても高いからです。
ワクチン接種が原因で100人に1人が流産したとしても、統計学的には 有意な差にはなりません。
と、統計に表れないことを前提に、
自説の正当性をアピールするわけです。
彼は博士号を取得していますが、それは獣医学であり、
医学博士ではありません。
獣医学者がウイルス研究に欠かせないのは事実ですが、
これまでの論文にはイヌ、ネコ、ブタなどの研究しかありません。
ヒトが対象の研究はもちろん、ヒトが接種するワクチンは完全に門外漢です。
もしも、「少なからず流産の可能性はあるはず」なのであれば、
論文にして発表すればいいだけなのですが、
それを行いません。
こういった連中は「学会が利権で握りつぶす」などと主張するのですが、
世界には無条件で論文を発表できるところもあります。
それすらも行わない。
川瀬巴水「奈良二月堂」
本来、データなどで示すべき問題を感情に訴えかけ、
商売にしているのです。
彼がデータを示さないので、
当方も感情に訴えるべく、人格面から評価してみましょう。
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/pdf/110805-01.pdf
こちらは2011年の独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構と、
独立行政法人科学技術振興機構、農林水産省の発表。
17,318,966円の研究費不正を行っていることが確認できます。
この男はこの件について
「ちゃんと説明できる」と言っていましたが、
今も「ちゃんと説明できる」を繰り返すのみです。
この不正は国税庁も確認していて、
4年間の科研費応募資格停止措置となりました。
1700万円以上もの不正です。早く説明してもらいたいものです。
読売テレビや朝日放送などが、彼を有り難がってきたわけですが、
このような後ろ暗い過去がある人物です。
どうせ、視聴率最優先なのでしょうが、
大阪の接種率が低いのは、これらのテレビ局の責任ではないかと疑います。
自然科学は議論ではなく、客観的事実のみで判断されるべきですが、
彼は議論すらできません。
批判を受けると、泣いて激高するような人物です。
それで議論は終わってしまいます。
人によっては「宮沢先生は本気だ!」と思うらしいですが、
この人が本気かどうかなど事実には無関係です。
出版社に至っては、それがデマであっても、
責任問題になることはないことを承知で、
金儲けのダシにしているのです。
彼が言うように、無視できない確率で、
ヒトは流産してしまいます。
妊婦が接種に不安を感じるのは当然で、
ワクチンを接種した人の中にも、流産した人がいることでしょう。
そんな時、このクズ男のこの記事を目にしたとすれば、
その人は生涯解けることのない呪いにかかるかもしれません。
「どうしてワクチンなんか打ってしまったんだ」
このクソ野郎は、そんな呪いで金儲けをしているのです。
読売テレビや朝日放送なども、
そんな呪いに加担してきたも同然です。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2104983
流産、早産、新生児の異常に、
mRNAワクチン接種が無関係であることを示す論文は無数にあります。
上記はその最初期のもの。
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20220726_COVID19.pdf
日本産科婦人科学会、
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)、
アメリカ産婦人科学会のページでも、
ワクチン接種者と未接種者で
流早産などに有意差は見られないと説明されています。
この男も以前はここまでのクズではなく、
それなりに正しいことを語っていたこともあったのですが、
反ワクチンにチヤホヤされて、いい気になったのでしょう。
すっかり反ワクチンビジネスマンになってしまいました。