5月8日から、感染症法上での扱いが変わり、
2類に近い指定感染症から、5類としての扱いになります。
マスコミは
インフルエンザと同じ2類
と異口同音に伝えているわけですが、
麻疹・風疹と同じ2類
とは言いません。
後天性免疫不全症候群(AIDS)、クロイツフェルト・ヤコブ病、
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)、
このあたりも皆、5類なのです。
以前から何度もお書きしているように、
法制上の扱いが変更されたことにより、
新型コロナ感染症を診る医療機関は減少しています。
それについて、医師法における医師法19条の応召義務、
診療義務違反だとする指摘がありますが、
そんな議論はとっくに終わっていて、
今さら、何を言っているんだかという状態。
理由無き診察拒否はダメというのが今の医師法.
— 藤井聡 (@SF_SatoshiFujii) May 6, 2023
でも隔離前提の2類の場合には隔離不可能という事由でコロナ診療拒否可…ですが隔離不要の5類の場合の拒否は医師法違反の疑義濃厚…なのに大量の病院が拒否表明!
医師の許されざる不道徳では!?!?!
(下記TVer是非ご覧下さい😠)https://t.co/ElVARIcv6j
京都大学大学院教授で社会学者の藤井聡は
理由無き診察拒否はダメというのが今の医師法.
でも隔離前提の2類の場合には隔離不可能という事由でコロナ診療拒否可…ですが隔離不要の5類の場合の拒否は医師法違反の疑義濃厚…なのに大量の病院が拒否表明!
医師の許されざる不道徳では!?!?!
と言っているのですが、この人は3年間、何を見てきたのか。
その認識で偉そうにテレビ番組などで、
国の「2類相当」を批判してきたわけです。
感染症の分類なんて何もわかっていないのに。
コロナ禍前から、病棟でインフルエンザ患者が出ますと、
病棟ごと閉鎖されることもあったわけです。
「施設内での感染拡大が懸念される」という正当な事由により、
何も問題はありませんでした。
それで、その違法性が指摘されたことはないわけで、
何が「医師法違反の疑義濃厚」なんだか。
訴えられるものなら訴えればいいのです。
ただ、恥をかくだけなのですから。
見たいものしか見ないから、
こんなブログで悪し様に罵られることになるのです。
まさか、これら全ての感染症で、
飛び込み受診ができると思っているのでしょうか。
自分の患者を守ることが優先される医療機関が、
なぜ、患者を危険にさらすリスクを受け入れなければならないのでしょうか。
それで、院内感染により、死者が出れば訴えられるリスクもあるのです。
妊婦の場合、妊娠初期に風疹にかかれば、先天性風疹症候群により、
感音性難聴、白内障、網膜症、肝脾腫、血小板減少、
糖尿病、発育障害、精神発達遅滞などの新生児が生まれるリスクがあるのですが。
だいたい、国の補助もないのに発熱外来などを続け、
大きな波に備えて空きベッドを確保し続けていくと、
医療機関は赤字続きで潰れるだけなのですが、
それでいいのでしょうか。
河原崎奨堂「なたね」
5日、WHOのテドロス事務局長が
新型コロナの「緊急事態宣言」を解除すると発表しました。
ただ、例の如く、テドロスの声明の重要な部分を報じません。
テドロスは
国がなしうる最悪の事態は、このニュースにより対策を緩め、
築いた制度を解体し、新型コロナは心配するものではないと、
人々にメッセージを送る理由として使うことです。
と言っています。
今、国やメディアが行っていることそのものではありませんか。
世界中の国、コミュニティ、公衆衛生機関と同様に、
WHO はこのパンデミックから膨大な量のことを学びました。
この感染症は私たちの世界を変え、私たちも変えました。
それはそうあるべきです。コロナ禍以前の状態に戻れば、
教訓を学ぶことができず、将来の世代が失敗することになります。
人類はこの3年間で、ワクチンを開発し、
新しい秩序を構築しました。
その中には、飲食店のテーブルのアクリル板のように、
強く疑義が持たれるものもありますが、
感染リスクの高いところでのマスク、
密の回避などは今後も有効且つ重要です。
私たちはまだ、このウイルスによる
循環器系、神経系、免疫系などの後遺症への充分な対抗手段を持ちません。
あくまでも、感染症法上での扱いが変わったのは、
国の予算、財務省の都合だと認識しておいてください。