ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに出席します。
何らかの形でスピーチが行われることは判明していましたが、
事前にはオンラインでという見方だったものの、
大統領自身が来日して、登壇、各首脳と会談するようです。
G7以外も首脳クラスが出席する場であり、
ゼレンスキー大統領にとっては、韓国などの首脳と初めて対面することになります。
おそらく、G7を含め、多数の首脳会談が行われるのでしょう。
3月にキーウを訪問した時に、
こういう話が出ていたのでしょう。
水面下で調整が行われていたかと思います。
マスコミには「間もなく~に到着します」
「~到着しました!」などと報じないでもらいたいです。
ゼレンスキー大統領は別にしても、
G7首脳が原爆慰霊碑に献花するとは、
歴史に残る出来事です。
安倍政権時にオバマ大統領が献花して、
その時にも歴史を感じたものですが、
「外交の岸田」といわれたその手腕を、
私も認めなければならないでしょう。
ポール・ビニー(敏弐)「宮島の鳥居」
さて、その岸田総理が懸命に国民からマスクを奪おうとしてきたわけですが、
大分市の高校で497人、
宮崎市の高校で491人のインフルエンザ患者が出ました。
こちらでは、約1年前から
これらの記事などで、
感染対策を緩めた各国でインフルエンザ患者が急増しているとお書きしてきました。
同じようにすれば、同じようになるのは自明なのです。
そして、こんなサイトができました。
新型コロナ・季節性インフルエンザの流行情報、疫学情報が
リアルタイムで推計を確認できます。
モデルナによるサイトですが、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部の津川友介准教授の監修で、
内閣官房新型インフルエンザ等対策推進会議委員で、
東北大学大学院医学系研究科の押谷仁教授なども
特別協力として参画されていて、お名前には申し分なし。
医療機関の受診者からの推計データで、
前々日までの臨床データをリアルタイムに反映。
日本では、まだ国からのデータにろくなものがないので、
大いに参考にしたいと思います。
都道府県別のデータはありませんが、
10の地域に分けた推計値などは確認できます。
ちなみに、ここ1か月の全国の状況を確認してみますと、
こんな感じになっております。
東京都のゲノム解析の最新データでは、
XBB.1.16が急拡大して23.0%、
XBB.1.5が24.5%ですが、これは4月30日までの1週間のデータですので、
もう既にXBB.1.16が主流になっている可能性が高いです。
「感染力が高い」といわれたオミクロンですが、
その元株からさらに高いBA.1、BA.2、BA.5、XBB.1.5、XBB.1.16と、
感染力が高い株にどんどん入れ替わってきています。
不幸中の幸いなのは、デルタ以後、
重症化率が高くなる変異が確認されていないことぐらいでしょうか。
そして、こちらでもおなじみ、大幸薬品のクレベリンの件。
興和が発行済み株式の3.0%を保有しているらしく、
株主代表訴訟を起こしました。
大幸薬品は2021年12月期連結純損益は約96億円と大赤字ですが、
原告は大幸薬品の柴田仁会長に、その同額の支払いを求めています。
上の方がスカタンだと、下の従業員たちが気の毒です。
あとは、一時は注目されていた「マスクは有害」論文について、
学術出版社のFRONTIERSで、
データの扱いとメタ分析が恣意的で印象操作ばかりだという批判がありました。
記事はFRONTIERSの方針によって撤回、
ただ論文の著者らは撤回に同意していないとのことです。