まずはこの話題から。
新型コロナ感染症に対するイベルメクチンについて、
世界中から「効果なし」という論文が多数発表されてきましたが、
ようやく、結論となる論文が発表されました。
2020年8月から翌年10月にかけて行われた臨床試験で、
PCRが陰性になるまでの期間の中央値は、
イベルメクチン服用群で14日、
プラセボ服用群で14日と、効果を確認できませんでした。
たしか、2021年末ぐらいには、
「もう少しで発表できる」と言っていたかと思いますが、
研究チームが望む結果ではなかったため、
ずっと先延ばしにしてきたのでしょう。
新型コロナ感染症に対するイベルメクチンに関する論文では、
これまで、データの取り扱いに問題があったり、
データそのものが捏造だったりと、
「効果あり」とするものではそんなものばかりでした。
逆に「効果なし」で論文の不備は指摘されず、
ろくに反論もありませんでした。
北里の研究には、多額の税金が投入されているわけです。
客観的事実を受け入れず、公表を遅らせるなど、
偉大なる北里柴三郎先生の名前に泥を塗る行為です。
しかも、恥ずかしいことに、
論文の一部にまだ可能性を示唆する部分を残しています。
なんと惨めな。
想像するに、学内での政治的取り引きの残滓なのでしょう。
こんな下らない部分を載せるぐらいなら、
今までの根拠のない主張を詫びてもらいたいです。
伊藤総山「蛍」
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さて、台湾が第4波に突入したそうです。
5月17日から23日の感染者数1日平均204人、死者数約18人、
前週は感染者数平均154人、死者数約15人でした。
このように、体制を変えながらも、各国はデータを公表しているのですが、
日本だけがろくなデータを公表していません。
折れ線グラフを見てみますと、日本だけまっすぐ下に落ちています。
データがないために、感染者も死者もわからないのです。
現場からは、高い陽性率となっていることが伝わってきていて、
そもそも、発熱などの症状で来院した患者に対し、
医師らは「検査しますか?」と尋ねますが、
ほとんど「結構です」となります。
有料になりましたし、それで陽性となると面倒という思いからでしょう。
それでも、少数の患者が検査し、陽性と判定される。
無症状の人がどれだけいるのか、
以前にもお書きしましたが、今はこのコロナ禍3年あまりの中で、
最もウイルスに曝露しやすい時期
なのではないかと思います。
周りに感染者がいる確率が最大で、
あとはワクチンだったり、感染歴だったり、
マスク、手洗いなどの努力で
どれだけ感染せずにいられるかということになります。
ただ、免疫逃避能がどんどん増していっているのが、
今のこのウイルス、SARS-CoV-2なのです。
中国でも増加。6月末には1週間当たりの新規感染者数が
6500万人に達すると予測です。
アメリカでは今も毎週1000人が亡くなり、
これまで、このウイルス感染で両親2人ともを亡くした子どもが27万人もいます。
「子どもは重症化しにくい」は事実ですが、
家庭で子どもから親に感染する事例が多く、
大人が無事とは限りません。
さらに、子ども自身も「重症化しない」わけではない点も重要です。
1型糖尿病のリスクなどが明らかになるにつれ、
ますます感染すべきではないと思う次第です。
「免疫力を高めればいい」「自然免疫がある」
という主張がありますが、「免疫力」とは何でしょうか。
「免疫力を高い」とは? ずっと言い続けていますが、
免疫系の過剰反応ともいえるサイトカインストームが、
大勢の人の命を奪い、苦しめたのですが。
それは「免疫力を高い」とは違うのでしょうか。
「免疫力」などという定義できない言葉に頼るべきではありません。
それに、SARS-CoV-2のN蛋白が自然免疫を暴走させることもわかっています。
抗N抗体と出会えば、細胞老化随伴分泌現象(SASP)を引き起こします。
さまざまな組織で炎症が起きやすくなり、組織、細胞の老化が進みます。
ウイルスに曝露すればするほど、
そのリスクが上がると考えるべきかと思います。
それが、このウイルスの正体なのかもしれません。