オリエンタルラジオ・中田敦彦の件、
彼は動画「松本人志氏への提言」にて、
ダウンタウン・松本人志さんの思考や好みによって、
その芸人の価値が決まっていると批判しました。
別にダウンタウン・松本人志さんを批判してもいいです。
ただ、何も面白くない。
テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん😃連絡待ってる！
— 松本人志 (@matsu_bouzu) May 30, 2023
テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん😃連絡待ってる！
松本さんが彼にそう呼びかけたようですが、
答えて中田は相方・藤森慎吾さんとの話の中で、
やっぱ直接、2人で会ってもそんなに面白くはないと思うんだよね。意見を交わすことに意味があるんであって、2人が仲よくなることに意味があるわけじゃないじゃん。もめてるわけじゃないから。あくまで俺の思ってることを言いたいってだけだから。やいのやいの、これからも言いたいし。なんせ2人で会ったってさ、みんなネタにできないだろ？
芸人にあるまじき面白くないことを始めたのは彼自身。
そのケツも拭けない。
ダサいというか、カッコ悪いというか。
私が芸人の評価を大きく下げる基準の一つに
「笑いの邪魔になる」ことをするというものがあります。
その基準において、既に彼は芸人ですらなく、
歴史解説の動画でも嘘を並べる始末。
彼の言い分には一分の理があるわけです。
なぜ、それを面白くできなかったのか。
既に彼が芸人ではないことの証左なのでしょう。
そもそも、笑いなんて人それぞれで、
100人が面白くないと思っても、
自分が面白いと思えば、その芸人さんは「面白い芸人」なんです。
私は住谷正樹さんと出渕誠さんのネタが好きでした。
おそらく、この感想に賛同される方はそんなに多くないと思います。
彼らがブレイクしたのは、レイザーラモンというよりも、
レーザーラモンHG、レーザーラモンRGとなってから。
今も好きな芸人さんですが、あの頃のほうが好きでした。
根本的なことをいえば、
笑いに順位をつけること自体、正しいとは思えないのです。
ただ、それもエンタテインメント。
コンテンツになるから、それが行われていて、
健全とはいえないものの、M-1を中心に、
芸人人生をかけている人が多数いらっしゃるわけです。
明石家さんまさんはこの騒動について
「テレビ番組やからな、あれ」とコメント。
私個人は、お笑い賞レースは、その程度であってほしいと思います。
上沼恵美子さんは
松本さんは、やりたくて審査員をやってるとは思えないんですよ。責任感やと思うんですよ
と話します。
誰が好き好んで審査員なんか引き受けるものですか。
彼が看板や審査員になることで、番組が成立するから、
彼のところにオファーが集中しているのでしょう。
さんまさんは昔からこの種の審査員のオファーが来たら、と問われて、
そんな滅相もない
と話しておられました。
自分なんかが採点なんて、と話されています。
今回については「テレビ番組やからな、あれ」に続けて、
俺んとこに話が来ないだけでやな
と笑いにされていますが。
以上、敬称すらつけたくない人の話でした。
高橋松亭「燕」
さて、小児科が厳しい状況になっているようです。
新型コロナ感染症をはじめ、インフルエンザ、
溶連菌、RSなどが一気に流行しているようです。
「このコロナ禍で免疫力が弱くなった」
という言説がありますが、これまでお書きしてきたように、
「免疫力」という言葉は要注意です。
「免疫力」という言葉を医師が使うこともあり、
とても便利なのですが、
基本的には医学用語ではないと思っておいたほうがよいです。
医師がこの言葉を使用する際は、
あくまでも、一般向けにレベルを下げて、
この言葉を選んでいると考えるべきでしょう。
RPGのようなゲームで、キャラクターが成長すると、
防御力の数値が上昇しますが、
免疫はそんなものではないのです。
感染症や感染予防についてて子ども向けには、
このあたりが分かりやすいかと思います。
ただ、この3年あまりの間、
これまでにはない感染対策を行ってきたために、
細菌やウイルスに曝露する機会が減っていたのは事実で、
国がノープランで対策をやめたことで、
他国同様、各種感染症患者が多数発生しているのは間違いありません。
コロナ禍で学んだことの一つに、
「感染の山を小さくする」というものがあります。
感染するとしても、医療機関が逼迫しないタイミングのほうが、
診療を受けやすくなります。社会が許容しやすくなります。
(感染すべき感染症はないのでしょうが)
感染症が流行している時は、基本的な感染対策を行う、
それが大切なのでしょう。
各地で学校閉鎖、学年閉鎖、学級閉鎖が起きてしまっていますので、
今はその「山」の直中、
これからさらに山が大きくなる可能性も考えておくべきでしょう。
子どもの感染は大人の感染者を増やします。
大人が感染しなくても、欠勤などで社会にブレーキをかけます。
ローコストでできる基本的な感染対策を続けましょう。
ちなみに、1か月における新型コロナ感染症の患者数の推移については、
このようなグラフがあります。
