朝ドラ『らんまん』で主人公夫婦の第一子"園ちゃん"が亡くなりました。
劇中にも出てきた「七つまでは神のうち」は、
7歳までは、人知の及ばない領域ということなのでしょう。
この子が育つかどうかは神様のみが知る、
そんなところでしょうか。
データを見てみますと、
かなりの子どもが亡くなっていることにあらためて驚かされます。
人口動態のデータがあるのは明治32年からで、
ドラマよりは少し後になるのですが、
出産1000例で新生児75人あまり、乳児で150人あまりが亡くなっています。
当時の子どもたちには、身近に「死」があったのでしょう。
こちらでは
明治の初めにおいては,乳児死亡率は出生数1,000に対して250,普通死亡率は27,平均寿命は男子32年,女子35年程度であったが,昭和15年においては,乳児死亡率は出生数1,000に対して90,普通死亡率は17,平均寿命は男子47年,女子50年程度となったとされる
とあります。
ワクチンを含む医療があって、今の私たちがあることがよくわかります。
ヘレン・ハイド「Mirror」
前回、こちらでお書きした件の続報になるのか、
韓国の聯合ニュースが
キャットフードからH5型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと報じています。
2日の韓国農務省からの発表によるもので、
製造業者に該当製品の回収と廃棄が命じられています。
前回はソウル市冠岳区の保護施設ということですが、
今回は
ソウル冠岳区の保護施設で暮らしていた猫が呼吸器症状を示して死亡、月曜日には高病原性H5N1型鳥インフルエンザに感染していたことが判明した
となっていて、別の施設でのH5N1感染が確認されたということでしょうか。
当局者らは、2つの保護施設の猫の間でさらに4匹の感染が確認され、猫の感染者数は合計7匹になったと発表。
ともあります。
病原性については、そろそろ発表されるのでしょうか。
製品の製造過程で必要な滅菌手順を完全に実施していなかった
ということで、日本でも怠りのないよう願いしたいところです。
ほかの保護施設でも感染例が報告されているようで、
注目しておくべき問題のように思います。
ヒトのいわゆる新型コロナウイルスに対するワクチンでは、
秋以降、小児6か月~11歳でXBB.1.5対応の見込みのようですね。
https://www.mhlw.go.jp/content/001128619.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/001128618.pdf
成人についてもこちら。
全年齢でXBB.1.5対応ワクチンの接種が可能になりそうです。
https://www.mhlw.go.jp/content/001128620.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/001128615.pdf
あとは行政がどう対応するかですね。
接種希望者が接種できるようにしておかないと、
死者、重症者、後遺症に苦しむ人が増えるでしょう。
https://nordot.app/1058862120792163097https://nordot.app/1058862120792163097
こちらはアメリカ国立衛生研究所(NIH)の臨床試験のニュース。
まだまだ後遺症についてはわかっていない部分が多く、
治療法も表面的な対症療法を行うしかありません。
そこで、
体内から排除しきれなかったウイルスが引き起こす免疫異常や臓器損傷に対しては、本来なら感染初期に使う抗ウイルス薬の長期投与を試みる。
としています。研究の成果に期待したいです。
続いて熱中症。
熱中症を予防することを目的とした指数に
暑さ指数(湿球黒球温度/Wet Bulb Globe Temperature:WBGT)
というものがあるのですが、
これは湿度と熱環境(日射+輻射ほか)と気温から算出されています。
こちらでは、全国、東北・関東・甲信などの地方別、
都道府県別、観測地点別のWBGTを確認することができます。
ぜひ、参考にしてみて下さい。