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第9波は高止まり まだまだ終わらない? 小児脳膿瘍が増えたアメリカ

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土屋光逸「石山寺の秋月」

 

 

新型コロナ感染症の推定患者数の推移です。



ここひと月のグラフですが、既にピークアウトしているのかと思います。
ただ、これまでの波とは異なり、
下り坂が緩やかで、高止まりになる可能性があります。
そうこうしているうちに、また上昇傾向になるかもしれません。

そして、今、インフルエンザが流行していて、
flurona(フルロナ)の人も増えているようです。
これは、インフルエンザとコロナを合わせた造語で、
これらのウイルスに同時に、
あるいは短期間に連続して感染することを指します。
fluCOVID(フルコビット)と呼ばれることもありますが、
fluronaが優勢かもしれません。

今、学級閉鎖が増えていて、
これが大人たちが望んだ「子どもたちに笑顔を」の結果なのでしょう。



9月28日午後11:30時点での状況です。
濃い赤の表示が学級閉鎖が5クラス以上出ている都府県です。

今、プール熱(咽頭結膜熱)患者も多く、

これらはいずれもマスクが感染リスクを下げるのですが…


アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、
18歳未満における脳腫瘍が増えていると発表していて、
以下が6月の関連記事です。

 

 

ScienceAlertは、科学研究、発見、結果を掲載する独立メディアで、
ここでは、子どもたちに
最新のワクチン接種を続けるべきだとCDCが主張していると伝えています。
脳膿瘍は、細菌や真菌などから感染が起こり、炎症となって膿がたまった状態です。
呼吸器感染症からの脳膿瘍が起きることが多く、
アメリカでは、従来、1年に人口10万人当たり0.3~1.5人が罹患、
基準となる月間最大症例数は61件らしいのですが、
昨年12月に102例という記録的な数字が報告されています。

脳膿瘍の件は別にしても、昨年のアメリカでは、
インフルエンザ、新型コロナ感染症、RSウイルス感染症が同時流行、
tripledemic(トリプルデミック)という状況になりました。
また、アメリカは新型コロナの無料検査キット配布を再開。
今冬の流行を睨んでの対応のようです。

 

 

日本でも常備することが勧められていますが、
3つぐらい買えば5000円ぐらいの出費になりますので、
有り難いかと思います。
ただ、アメリカでは子育て世代の死者が増えたことで、
新型コロナ遺児が増え、後遺症の影響もあり労働力が低下しています。
アメリカの判断は、そのあたりも大きく関係しているのでしょう。

データすらろくに取らない、
見なければウイルスも感染症も存在しないことにしている日本は、
どんな道を歩むことになるのでしょうか。

 

 

 
 

 

 


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