巨神兵現る？庵野秀明監督、特撮短編映画を製作

この夏、東京現代美術館で、特別展

館長庵野秀明特撮博物館ミニチュアで見る昭和平成の技

が開催されます。
ここでは貴重な怪獣のミニチュアなどが展示されるそうですが、
他にスタジオジブリが手がける特撮短編映画

巨神兵東京に現わる

も公開されるそうです。
企画・庵野秀明氏、監督・樋口真嗣氏とのこと。
7月10日から10月8日まで東京都現代美術館での開催です。

今夜、また「風の谷のナウシカ」のテレビ放送がありましたね。

なんどめだナウシカ(TRICK)

そのラストに短編映画の情報が出るということで見ておりました。

何度放送されても、高視聴率を獲得するお化け映画です。
まだスタジオジブリがスタジオジブリではないころの作品で、
私も大好きな作品で、
これを見ていなければ、
ずっとアニメを見ていなかったかもしれませんね。

VHSビデオソフトを買い、
DVDが出れば買い、
今はBlu-rayが手元にあります。
こういう買い方をしているのは他に、
STAR WARSのEPISODE IV～VIぐらいです。

後にエヴァンゲリオンなどで知られることになる庵野監督は、
このナウシカで巨神兵のシーンの原画を担当されていました。

「風の谷のナウシカ」巨神兵

王蟲の群れに対抗して、
引き出してきた巨神兵でしたが、

砲撃後に敢えなく溶けてしまうというシーンでした。

巨神兵はこのナウシカの時代よりも千年前の時代の人口生命体で、
最終兵器でもあります。
監督の宮崎駿さん原作漫画とは設定が異なるんですが、
この巨神兵が世界を焼き尽くしたとされていて、
映画では「卵」の状態で発見された巨神兵の復活が描かれています。

この巨神兵を特撮で撮るということなんですが、
CGを一切用いず、ミニチュアのみでの撮影ということで、
その意気込みの程がわかります。

宮崎監督は巨神兵の利用について、

ナウシカは出すな

と注文をつけた上で承諾されたそうです。

キャッチコピーは

エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。

鈴木敏夫プロデューサーが

エヴァンゲリオンは巨神兵

と言えば、庵野監督は

30年近く巨神兵に取り憑かれていた

と。

そういえば、このBlu-ray版には
鈴木、庵野両氏の対談が収められていますね。
ずっと両氏の会話という訳ではないんですが、
コンテンツ自体は40分あまりもあります。