ここまで議論されていた牛の生レバー、
いわゆるレバ刺しは提供禁止と決定しました。
違反した場合には、2年以下の懲役または200万円以下の罰金と、
罰則付きですので、今月末が日本国内のレバ刺し、
今生のお別れとなりそうです。
私は生肉は食べないんですけれど、
こういう規制はどうなんでしょうねえ?
日曜日の「そこまで言って委員会」でも議題になっていましたが、
子供が食べることは禁止にして、
あとは自己責任でもいいのかな、
なんて思ったりもします。
一方で、牛肝臓の内部から腸管出血性大腸菌O157が検出されたとあっては、
それを無害化する今のところ方法はないわけで、
おそらく、O157がいる確率は微小なのでしょうけれど、
当たれば、命の危険もある訳で、
あながち、厚生労働省の規制も余計なお世話ともいえません。
その論では、現在は自粛要請という状態で、
各店が提供していても、罰則はないということなので、
独自の衛生管理下でお客に提供しているお店もあるんですが、
これも肝臓の内部までは、
お店の努力ではどうしようもありませんので、
確実ではないことになります。
調べてみますと、O157の毒素は
溶血性尿毒症症候群を引き起こすことがあり、
腎臓に重い後遺症を残すことがあることがわかりました。
果たして…
どの程度の確率で、牛肝臓の内部にO157がいるんでしょうねえ?
私はここで「微小」と勝手にお書きしていますけれど、
調べてみても、実際のデータがわからないんですよね。
公表されていないのか、
そもそも、そのデータが存在していないのか?
ここは明らかにしておくべきですね。
※ 追記
生食用牛レバーによる
食中毒発生件数のデータが見つかりました。
1998~2010年の厚労省食中毒統計からのもので、
食中毒全116件中、
サルモネラ 8件
カンピロバクター 87件
腸管出血性大腸菌 20件
病原性大腸菌 1件
となっていました。
昨年末の朝日新聞の記事
http://www.asahi.com/national/update/1214/TKY201112140792.html
なんですけれど…?
低確率でも死亡する確率がゼロではない以上、
規制しなくてはならないというのであれば、
年間、ご飯や餅を喉に詰まらせて亡くなる人もいる訳で、
じゃあ、それも規制しなければならないのではとも言えそうです。
いずれにしても、7月からは販売禁止になる牛の生レバー。
ニュースなどでは代替食品が紹介されていました。
こんにゃくでレバーを再現したもののようで、
楽天内のお店でのレビューは5点満点で
4~5点が多いようです。
¥1,000
楽天
【ハイスキー食品】マンナンレバー【生レバー風刺身こんにゃく】【20枚入り×2パックセット】【送...
¥2,380
楽天
【ハイスキー食品】レバ刺し風こんにゃく マンナンレバー(20枚入り×3パック)【ポイント4倍】
¥3,780
楽天
※ 追記
こんな記事もありました。
【実食レビュー】生レバーそっくりの『マンナンレバー』食べたよ!さてそのお味は? - ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/149033