野田総理が既に解散の腹を決めているという報道ばかりですね。
先週末ぐらいにはにわかに信じられませんでしたが、
ここまでくると、彼個人の意志としては、
そのとおりなのでしょうか?
最短で22日にも解散するのでは、と聞いていたんですが、
さらに16日なんて話もあるらしく、
急に慌ただしくなりました。
もしも、これらに解散が間に合えば、
年末の総選挙ということになります。
となれば、私もどこに投票するかを考えなければなりません。
私に支持政党はありません。
支持政党を持ってはいけないと考えています。
その時に、最も優れたアイディアを持っている政党、
候補者に投票することにしています。
ということで、特定の政党を支持してはいませんが、
みんなの党結党以後は、
ここに投票できる選挙については、
みんなの党に投票してきました。
渡辺善美代表が自民党時代、
公務員制度改革、
独立行政法人への天下り制限について、
戦っていて、新党結党以後もその意欲を聞きましたので、
ここに投票していました。
しかし、どうも彼は国会運営に問題があるようで、
党内からも批判が聞かれます。
そして、エネルギー政策についても賛同できません。
脱原発を掲げるのであれば、
最低限のロードマップが必要です。
とりあえず、私の考えは、
・TPP反対
・消費税増税の凍結
・具体的なエネルギー政策の提示
いずれも国内経済のために必要な事項であり、
大失業時代を迎えないためも欠かせません。
今のところ、これらに適合するのは、
自民党ということになるんですが、
安倍総裁が総理大臣になるとしても、
彼の考えがどの程度反映されるのか、
それ以前に、総選挙の方針として、
どのようなものを出してくるのかがわかりません。
総裁選では、真逆のことを掲げていた候補者もいたことですし。
ところで13日、石原慎太郎、平沼赳夫両代表で
新党「太陽の党」が立ち上げられました。
法律上は「たちがれ日本」から名称変更ということですが。
太陽の党の評価が難しいところです。
政策面では(石原代表のみの考えですが)私の考えのうち、
消費税増税についての考えが異なります。
政党間の問題でも、石原代表は
第三極の結集を呼びかけています。
彼が目指すのは、民主、自民に対抗しうる勢力の形成で、
そのためには、第三極各党の"小異"を捨てて、
大義をなすべきだとしています。
中央集権の恩恵を一番受けていたはずの東京都、
その知事であった彼がそれを打ち破ろうとしているのは、
非常に興味深いです。
…が、似たようなスローガンを掲げて集まったのが
民主党という考えもあり、
その轍は踏まないと国民が考えるのも当然です。
それに、石原代表は、結集すべき政党の中に、
国民の生活が第一
は入っているのでしょうか?
先月26日、突如都知事辞任と国政復帰を目指すことを発表した彼ですが、
この日、小沢一郎代表の「国民の生活が第一」の
結党パーティーがありました。
集まったのは4000人。
石原代表が辞任記者会見をこの日に選んだのは、
このパーティーにぶつけるためで、
斯様に石原慎太郎という人は、
小沢一郎を嫌悪しているとされています。
国民からは非常にイメージのよくない小沢代表ですが、
まだ4000人もの人を集められるのは事実です。
私はこの2党が連携することを望むものではありませんが、
その自身の感情は、"小異"ではないのでしょうか?
日本維新の会については、
・TPP反対
・消費税増税の凍結
・具体的なエネルギー政策の提示
の全てで正反対ですので投票できません。
ただ、「維新八策」前文にある
大阪維新の会の理念は、個人の自由な選択と多様な価値観を認め合う社会を前提に、
・ 自立する個人
・ 自立する地域
・ 自立する国家
を実現することです。
そのためには、国民全員に開かれた機会の平等を出発点として自助、共助、公助の範囲
と役割を明確にすること、公助から既得権を排し真の弱者支援に徹すること、そして現役世
代を活性化し、世代間の協力関係を再構築することが必要です。
多様な価値観を認めれば認めるほど
・ 決定でき、責任を負う民主主義
・ 決定でき、責任を負う統治機構
を確立しなければなりません。
には賛同します。
ただし、"自立"とはいっても、
道州制には反対です。
日本国内にギリシャ、スペインを生み出すことになりかねませんので。
結局のところ、様子見となるんですが、
このまま他に優れた政策を掲げる政党が出てこないのであれば、
自民党になるのでしょうか。
最短で総選挙までひと月あまり。
それぞれ有権者は、投票先を吟味しなければなりませんね。
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衆議院解散間近? 総選挙・投票先を考えなければ。
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