Quantcast
Channel: テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

建設の是非はともかく、建設後のメンテナンスに対する配慮を

$
0
0
笹子トンネルの事故は痛ましい限りです。
どうしてこんなことになったのでしょうか。

足場から5m以上もの高所のため、
打音検査が行えず、目視のみでの点検だったということですが、
そのような構造のトンネルにしたことに
問題はなかったでしょうか?

このアンカーボルト乃至コンクリートが限界を迎えるのが、
この事故の日ではなくても、
いずれはどの構造物でも限界は訪れます。

つまり、その時に対する備えが必要で、
その時を未然に知るために何もしていなかったのが悔やまれます。


事故後、日本中の構造物の限界が近いのではないか、
既に限界を超えている構造物があるのではないかと
聞かれるようになりました。

首都高速などはずっとそう言われていて、
問題点が見つかる度に補修してきていますが、
補修では補強できない問題も多いのでしょう。
だから、建て替えが必要だという議論が出ている訳です。

これら、高度成長期に建設された構造物について問われる限界は、
私たちの生命も危険に晒す訳ですね。
(大阪の水道管などは100年レベルですが)


自民党はこの総選挙で、
インフレターゲットを設定して、
大規模な金融緩和、
そして建設国債を発行して、
災害に強い国作りを目指すとしています。

お札を刷っても借り手がいなければ、
景気対策としては意味がなく、
被災地復興と予測される大地震対策として、
総論としては賛成なんですが、
何をどのように作るにせよ、
ないがしろにされがちなのが、
作った後のことです。

笹子トンネルについても、
建設後のメンテナンスについて考えられておらず、
ここに限らず、建築そのものには大規模な予算が付けられるものの、
メンテナンスなどには少額しか使えないという問題があるはずです。

この問題が認識できていないと、
何十年後かに同様の事故が起きることになり、
また、メンテナンスの問題が指摘されて、
私たちは何も学ばなかった、ということになってしまいます。





ねてしてタペ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2031

Trending Articles