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人体の謎を解き明かせ!特命調査機関 ゴンゾウ ~気配の正体とは?~

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コラーゲンにはやはり美肌効果がある?
http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11536000602.html

に続き、「ゴンゾウ」の中から。



気配の正体とは?

何かが見えた、何かが聞こえた訳ではないのに、
私たちは何者かの存在を感じることがあります。
それを「気配」と呼んでいて、
時にそれは霊感の一部として扱われることもあります。
しかし、ろくに考えもしないで
安易に結論を求めるべきではありません。
「気配」について考えることにします。

東京大学生産技術研究所・滝口清昭特任准教授は、

気配と呼ぶものの正体は準静電界ではないか

そう話します。

私たちの体内では脳からの指令や、
細胞への伝達、筋肉を動かす際に電気が発生しています。
さらに2001年、滝口准教授は人間は体内だけではなく、
周囲へも電気的な力を発生させていることを証明しました。
この電気的な力を滝口先生は

準静電界

と名付けました。
私たち生物は生命活動を行うにおいて、
常にこの準静電界というものをまとっていて、
その準静電界を人間は耳で感じ取っている可能性があると、
滝口先生は考えています。

サメは頭部にロレンチー二瓶という
無数の生体センサーを持っています。
サメはのロレンチー二瓶で
深く暗い海の中でも獲物の位置を正確に把握できます。
このロレンチー二瓶の中にあるのが、
有毛細胞で、これが準静電界を感知していると考えられています。

有毛細胞は私たち人間の内耳にも存在しています。
空気の振動を電気信号に変え、
脳に音として認識させる働きがあります。
滝口先生は、内耳の有毛細胞が
空気の振動だけではなく、
サメと同じように準静電界も捉えて
音として脳に伝えているのではないかと、
考えています。

実験してみます。
無響室に目隠しをした被験者を座らせ、
人間が発生する準静電界と同じレベルの電気を発生させます。
そして、もしも何かを感じた場合、
被験者には手を上げてもらいます。
なお、被験者の上には超高性能集音マイクを設置、
空気の振動による音が発生してないかどうかを確認します。

性別や年齢の異なる14人の被験者のうち、
7人が手を上げました。
14人のいずれの場合も、
高性能集音マイクは何も拾っていません。

「ツキーンという高い音がした」
「ポコポコッという音が聞こえた」など、
被験者のその感じ方は様々でしたが、
音が発生していないのに、音を感じたというのです。

以上から、視界の外にいる人間を
音以外で感知することがあるのは、
この準静電界を耳で感じ取っていた可能性が考えられます。
それを私たちは

気配

と、呼んでいるのでしょう。
私たちには私たちがまだ知らない能力があるようです。




滝口先生の研究室のサイトを覗いてみますと、
http://www.takiguchilab.iis.u-tokyo.ac.jp/

電磁界を構成する磁界成分を含まない特殊な電界で、電波のように伝搬する性質がなく人や車両、物質の周りに静電気帯電のように分布する物理現象のことです。電波に比べて非常に小さなエネルギーで非接触通信が実現できます。これを利用することにより、人体や車両等の周りだけで実現する省電力型のモビリティー近傍通信や、逆に人体や車両の準静電界の変化を捉えることで、非常に鋭敏かつ配線のいらない非接触センサーを開発することができ、モビリティー分野での早期の実用化が期待されています。また、モビリティー分野以外でも、光や電波よりも分解能が高く反射することがないため近距離の高速通信やナノオーダーの微細なセンシングなどへの応用が期待されています。

このような説明がありました。
実は技術的にも意味のある研究なのかもしれませんね。
あと、以前お書きした「特命リサーチ200X」での
玄関で人間を待ち受けるイヌの謎には関係ないのかもしれません。

…と、思いましたら、滝口先生がこんなことを!

歩行にみる固有パターンの存在
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0202/30th2.html

これはあの時のイヌが人間を識別しているのではないかという…、
「歩行に伴って人体に生じる電位変位」
もしかして、当時の「200X」で扱われていた理論は
先生のものだったのでしょうか?
非常に興味深いです。


ねてしてタペ


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