統一球の仕様調整について加藤良三コミッショナーの会見要旨
http://www.npb.or.jp/npb/20130612release.html
2013年シーズン開幕以来、「ボールが飛ぶようになった」というご指摘を受けておりました。 私も含め、NPB内からは「ボールの変更はない」とご説明させて頂いておりましたが、実際には事務局内部の意思疎通を欠いていたことなどもあり、ボールの芯を取り巻くゴムの成分に変更があったことが判明いたしました。
この点につきまして、これまでの説明と食い違う形になり、野球ファンをはじめ、選手の皆様、球団の皆様、関係各位に対し、心からお詫び申し上げます。
統一球は「すべての球場で同じボールを使用する」ことや、「国際試合にも対応する」などの理由から、2011年に導入し、2年間の実績を踏まえ、常に検証を続けて参りました。 その中で、基準値の下限を下回る数値が見受けられたこともあり、基準値内に収めるべく、2013年の使用球について、ミズノ様に対しては調整をお願いしていた事実が判明しました。
本来であれば、ボールの芯を変更するなどなんらかの変更を行ったのであれば、隠すことではまったくなく、当然公表すべきでした。 私が事実を隠ぺいしてきたことはまったくありません。 結果として今回のような混乱を招きましたことを改めてお詫び申し上げます。
今後の対応につきましては、
1. 反発係数の数値をはじめ、ボールに関する情報につきましては、関係各所にも了解を頂きました上で、できるだけ透明化するように努めてまいります。
2. 現在も進めておりますが、事務局内のガバナンス強化を図る。
-といったこの2点を、早急に実践して参りたいと思います。
馬鹿にするなと言いたい。
前日には下田事務局長が
去年の夏、加藤コミッショナーにも相談して進めた
と話している。
事はボールが飛ぶ、飛ばないの話ではない。
それを選手たち、ファンたちに公表していなかった事だ。
選手たちは遊びで野球をやっている訳ではなく、
投手などは腕の毛細血管を損傷させながら投げている。
ほとんどの選手はどこかしらの故障を抱えながら、
全力でのプレイを見せようとしている。
さらにはメーカーのミズノに対する箝口令だ。
嘘をつけと、買い手が納入業者に嘘をつくことを強いた訳である。
子供たちに夢を見せるのもプロ野球の使命の一つだというのに、
これを子供たちにどう説明するのか。
そして、昨年までのボールの在庫はオープン戦で使い切り、
開幕戦から現在のボールを使用しているという。
オープン戦で結果が出る、出ないで、
人生が大きく変わる選手がいることぐらい、
想像がつかないのか。
オープン戦と開幕後で違うボールを使うという神経が分からない。
ここで「飛ぶボール」「飛ばないボール」と話題になることは、
一般の目はそちらへ意識が移り、
本来のプロ野球で見せるべきものを見せることを阻害する。
12日にはヤクルトのバレンティンが4打数連続本塁打という
プロ野球タイ記録があった。
この騒動のおかげで、彼のこの偉大な記録が
そういう色眼鏡で見られてしまわないか。
彼はボール変更前の昨年も一昨年も本塁打王だったのだが。
不祥事ではないだろうと思う。もし私がその事実を知っていたらその時点で公表しただろうし、するべきだったと思う。混乱を避けるためだったと思うが、結果として隠蔽していたのではないかという報道がなされたことは、私のガバナンスに対する監督不十分だった
加藤が承知していたかどうか、
それを確認する方法はない。
しかし、彼自らの直下の部下である下田が無断で、
プロ野球の運営の根幹にかかる部分の変更を独断で
変更したことの責任を負わねばならない。
本人もガバナンスとしては問題があったと認めている。
この隠蔽はNPBという組織全体の選手とファンを裏切る不祥事であり、
その責任はコミッショナーが負うべきものである。
WBC参加問題では、選手会の同意を得ず、
加藤は無断で参加の約束を取り付けてきた。
その人物が組織を改めていくという。
報道の結果、波紋が広がったのも事実。これからは内部の意思疎通やガバナンスの強化を進めていきたい。地位に連綿としていることは一度もない
こんな人物に、今後NPBを選手とファンのための組織に出来るはずはない。
12日の加藤の言葉の中でも、
結果として隠蔽していたのではないかという報道がなされたことは
や、
報道の結果、波紋が広がったのも事実
と、あくまでも他人事だと考えているような人物に、
選手とファンのための組織を運営する資格はない。
わずかでも現場とファンの気持ちを
理解できる人物の登板を望むのみである。
メジャーの真似たつもりだろうが、
こんな名前見たくもない現場の人間も少なくないと思う。
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NPB加藤良三コミッショナーは即時辞任を。 -統一球規格変更隠蔽問題-
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