目出度いですね~。
東京ヤクルトスワローズ・
ウラディミール・バレンティン外野手が55本到達です。
新記録の56本まであと1本。
私はその日を待っています。
1985年、そのシーズン54本の本塁打を打っていた
阪神タイガースのバース内野手はタイ記録、
新記録が期待されていました。
最後の2試合は巨人戦。
その時の巨人は王貞治監督。記録保持者です。
結果は2試合で6四球、
あからさまに敬遠されてそのシーズンは終了しました。
54本のバース氏 巨人捕手に「ごめん」と言われ事態悟った
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/09/11/kiji/K20130911006594680.html
当時の捕手の口から謝罪の言葉があったそうですね。
28年後の今になって知る真実です。
時は過ぎ、2001年。
大阪近鉄バファローズのタフィ・ローズ外野手。
55本目は松坂大輔投手からだったんですね。
この55本のタイ記録の状態で福岡ダイエーホークス戦に臨みました。
打席が1回でも多くまわるようにと、1番打者としての起用です。
また、初回の第1打席、先頭打者を敬遠するはずはないとの考えだったとも。
Wikipediaによりますと、この時の2試合で、
彼に投げられたストライクはたったの2球だったとか。
この時、ホークスは王監督が指揮していました。
日本プロ野球に失望した
勝負してもらえなかったローズ外野手は、
このコメントを残しています。
2002年、西武ライオンズのアレック・カブレラ内野手。
既に55本を打っていた状態でホークス戦へ。
5打席のうち2四球、1死球で終わりました。
勝負しているように見える打席もありますが、
試合の勝敗には関係のない四球が見られます。
これもホークスを指揮していたのは王監督でした。
王さんは日本中から尊敬されるべき人物だと思います。
あの時の近鉄戦の試合前には「新記録を期待している」と、
ローズ内野手に声を掛けていたと報じられていました。
その後、コーチ陣が勝負を避けるようにと指示したことになっています。
ただ、第一打席を見た後に、
監督自身から試合の勝敗には関係ない四球を禁ずる指示は出来たはずです。
だから、彼は1985年同様、非難を浴びました。
勝負を避ける四球も野球の一部です。
しかし、それもその試合の勝敗、
シーズンの優勝などに関わるものであるべきです。
この年間本塁打の記録だけではなくて、
各年のタイトルでもこういうことが行われてきました。
記録のための敬遠を、子供たちに見せ続けてきて、
それでプロ野球の世界に夢を抱かせるなんて出来るでしょうか?
だから、はやく56本を打つ打者が出てきてほしいと願っていました。
こんな恥ずべき行為で守られてきた記録などは。
出来れば外国人がいいはずです。
神聖な記録なんてものがあるはずはありません。
能力と時勢を得たものであれば、
公正に誰でも挑むことが出来るものでなくてはなりません。
その時が間もなく訪れようとしています。
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祝! バレンティン 55号本塁打! 史上最速日本タイ記録 待望の新記録まであと1本!!
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