11日にBSプレミアムでこんな番組がありましたので、
そのお話を。
まずはなんといってもナビゲーター役が
阿部寛さんだったことがすごいですね。
上田次郎でないのが残念です。
ちなみにこれが上田"どんと来い"次郎。
この番組では雷に驚いているシーンが
上田次郎風でした。
NHKさんなりの遊びなのではないでしょうか。
そういえば、TRICK、最終作が公開中ですね…
全ての現象は科学で説明できる
そう断言するべきではありません。
具体的にどういう現象なのかを把握しないうちに、
解明できると断言できるはずはありません。
わからないものはわからないと認めるべきで、
そこから始めないと新しい知識は生まれません。
また、
科学では説明できない現象がある
と断言するのも誤りです。
この発言をする全ての人は、
自然科学の何を理解しているのか、
あらゆる論文に当たった上で
この言葉が出てきているのか、
それぞれの分野の専門家でも無理な話ですので、
これはろくに考えもしないで、
安易な結論を得たに過ぎません。
それに、科学には未来があります。
今、その現象の説明が困難でも、
未来には可能になるかもしれません。
世界では様々な超常現象が知られています。
私はこれらについて研究しないのは、
それぞれの専門家の怠慢ではないかとも考えていました。
そのおかげで、インチキ霊能者が人を騙し、
霊感商法の被害者が泣くことになります。
しかし、時代が進むにつれ、
超常現象を今持てる知見を以て、
解明しようとし、
未来にその知見を遺そうとしている人たちもいます。
番組はそんなお話でした。
ドイツのエーベルスブルグの森、
ここではある幽霊の目撃証言が後を絶ちません。
この森の中の一本道で、
子供を連れた母親がひき逃げに遭うという事件があったそうです。
その後、無人の礼拝所から
白い服の女が現れるとのこと。
彼女はスピードを出しているクルマを見つけると、
このように出現し、自分を轢いた犯人を捜しているんだとか。
一方、英国王室が使用していたクイーンズ・ハウスで、
1966年、このような写真が撮影されました。
手すりにすがりつく人のようにも見えます。
これは教会のベンチの写真。
The Society for Psychical Research(SPR/心霊現象研究協会)は、
1882年、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに設立、
当初は心霊現象や超常現象の真相を究明することが目的でした。
心理学者のカール・グスタフ・ユングや
物理学者のマリ・キュリーなども会員だったようです。
長い歴史の中には、首相や作家など、
名だたる人物が名を連ね、
ノーベル賞受賞者だけでも11人が参加しています。
この世界42ヶ国に広がる協会が今、
最も興味を持っているのが
「世界で最も幽霊に取り憑かれた城」と言われるマーガム城です。
19世紀から城が建てられましたが、
元は修道院で、現在は誰も住んでいません。
ここで悽惨な殺人事件が起きたのは約120年前。
この城で働いていた男が侵入者に何度も銃で撃たれました。
以来、数々の不可思議な現象が起こるようになりました。
そういった現象の多くは、広間の大階段の周囲で起きています。
階段から下の柱を見ると、
昔風の鹿撃ち帽を被った男が立っていて、
そこに行ってみると誰も見つからず、
代わりに冷気を感じたんだとか。
冷気だけではなく、外は全く静かなのに、
奇妙な金属質な音が聞こえてくることも。
カメラを設置してみると、
たしかに金属がこすれるような音が録音されていて、
しかし、それがどこからの音で、
何の音かはわかりませんでした。
第二次世界大戦の時にも、
このような現象は報告されています。
1943年、当時、アイゼンハワー連合軍最高司令官も訪れ
軍の宿営所だったこの城のある部屋でのこと。
寝る準備をしている時のことだった。
ロウソクが突然消えた。誰かが叫んだ。
「何だ!? あれは!」
突然、不気味な光が現れた。
そのオレンジの光は皆が見守る中、
部屋を横断し、消えた。
「幽霊だ!」
また誰かが叫んだ。
我々は荷物をまとめて部屋から逃げ出した
手記にはそう書かれています。
昨年7月、調査のためにSPRの6人がマーガム城に到着しました。
チームの指揮を執るのは、
物理学者のスティーブ・パーソンズ。
彼は欧米各地500箇所以上の心霊スポットを調査してきた
スペシャリストです。
彼らがこの城に持ち込んだのは、
最新の技術を用いた観測機器。
人間の耳では気付かない音も拾える超高性能マイク、
電磁波測定器、わずかな変化も捉える温度計、
しかし、ここでの観察の基本は張り込みです。
暗闇の中で、変化が起きるのを待ち続けます。
その時はすぐに訪れました。
階段の下で音が聞こえたというのです。
さらに複数のメンバーから、
首筋に冷気を感じたという報告が。
中には何度も冷気を感じた者も。
場所はやはり、大階段。
今回は階段を登りきったあたりです。
温度計を見てみることにします。
しかし、数値に変化はありません。
わずかな風の動きも観測されませんでした。
さらに、別の異変も起きました。
大戦中に兵士たちがオレンジ色の光を見たというあの部屋です。
この部屋では、電磁波測定器が
明らかに異常な変化を捉えていました。
最大8.3v/m。
一般に、電磁波は電気機器が放出するものですが、
この部屋には電気は通っていません。
しかも、この値、まるでレーザービームのようです。
他の部屋も確認してみましたが、
変化は見られません。
なぜ、この部屋にだけ強い電磁波が計測されたのでしょうか?
…続きます。
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